日立情報とIDSシェアー、J-SOX法の文書化プロセスに対応した「ARIS」を共同で提供開始

日立情報システムズとIDSシェアー・ジャパンは、日本版SOX法の文書化プロセスに対応した内部統制ソリューションの提供で協業する。

» 2006年05月18日 15時58分 公開
[ITmedia]

 日立情報システムズとIDSシェアー・ジャパンは、日本版SOX法に対応した内部統制ソリューションの提供で協業する。

 日立情報は、ニューヨーク証券取引所に上場している日立製作所の連結対象グループ企業として米国SOX法への対応に取り組んでいる。その文書化プロセスにおいて同社は、IDSシェアーのARISを日本企業で初めて導入・実践してきた経緯がある。今回の協業は、日立情報が持つARISによる内部統制構築の経験とノウハウを活かし、IDSシェアーと共同でARISの販売・導入支援サービスを開始するもの。

 ARISは、データベースによるBPM(Business Process Management)ソフトウェア。業務改善・改革、IT導入、リスク管理などを目的に国内200社以上、全世界で5,000社以上の導入実績がある。また、内部統制の文書化やテスト・評価・改善を含む一連の作業を支援するツールとして米国SOX法対象企業でも活用されている。

 日立情報では、自社で取り組んだ米国SOX法対応の経験を活かした「内部統制ソリューション」を2006年1月に発表しており、さらに日本版SOX法に対応すべく今回の発表となった。同社とIDSシェアーでは、内部統制構築でARISを効果的に活用できるテンプレートの開発、日立情報の営業網を通じた販売・導入支援、パイロットプロセスの文書化支援サービスなどを共同で行っていく。

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