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» 2006年07月20日 00時00分 公開

最近気になる「電子看板」――日立ADが提案するそのメリット

街中で急速に目にするようになった電子看板――現在では、これらを使用することにより、公共の場での情報提供をPCから簡単に制御できるようになっている。組込みシステムの設計やデジタル映像分野に実績を持つ日立アドバンストデジタルは、利便性の高い電子看板システム「Digital Signage System」と「VividViewer」を提供している。

[PR/ITmedia]
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photo ホテルのロビーや会社の受付などに設置される電子看板

 技術セミナーに参加すべくホテルのロビーを歩いていると、中央に設置されたディスプレイにセミナーが行われる会議室や時間などの案内が掲示されている。講演が終了し、帰りに何気なく同じディスプレイを見ると、ブッフェで開催中のフェアの案内に切り替わっていた。最近、デジタル案内板がいろいろなところで増えている。

 それだけでなく、会社の受け付けで、液晶テレビにその会社の事業概要をまとめた静止画が表示されていたり、病院の待合室にあるテレビ画面の下に診察番号がテロップで流れる。

photo 日立アドバンストデジタル 映像プラットフォーム部技術グループ 主任技師の阿川隆一氏

 日立アドバンストデジタル(日立AD)では、このように多用途で用いることができる電子看板システムに2002年から取り組んでいる。

 紙の掲示板に比べるとリアルタイムで張り替え作業も入らない便利なシステムだが、同社が電子看板システム「Digital Signage System」(DSS)を開発するきっかけになったのは、それまで主流を占めていたトナー式看板の製造が中止されたことにあったという。同システムを開発した映像プラットフォーム部技術グループ主任技師の阿川隆一氏は「それまでホテルの宴会場などに設置されていたのは、モノクロの画像が切り替わるトナー式のもの。しかし、既存の装置の保守期間切れに伴い、導入していたホテルなどからのカラー表示への移行ニーズがあった」と語る。


小型セットトップボックスで設置場所を柔軟に選べる

photo 日立アドバンストデジタル 映像プラットフォーム部技術グループ 技師の長田吉晃氏

 DSSでは、表示したいディスプレイそれぞれに専用セットトップボックスとなる「デジタルサイネージユニット」を設置し、そこにPCから情報を配信し表示するという仕組みをとっている。ディスプレイごとにPCを設置し、そこにコンテンツを送るのが一般的な電子看板システムとなっているが、高さ201mm×幅174mm×奥行32mmと小型設計の専用ユニットを開発したことで、ディスプレイの背面に取り付けての利用が可能になった。これにより、壁や天井に設置できる柔軟性を備えたほか、縦置きスタンドも使用可能になった。表示パネルとしては、42型および55型の業務用プラズマディスプレイパネルと、24型、32型、40型、46型の液晶ディスプレイの6種類に対応している。

 「何よりも通常の電子看板はPCベースのため、セキュリティなどの対策を施す必要が出てくる。専用の同ユニットならそうした不安がない」と、同社映像プラットフォーム部技術グループ 技師 長田吉晃氏は説明する。


photo LAN経由でデータを液晶ディスプレイなどに配信するDigital Signage System

印刷ボタンをクリックしてディスプレイにデータを表示

 DSSの最大の魅力は、ソフトウェアがデジタルサイネージユニットをプリンタとして認識する「仮想プリンタドライバ方式」をとっている点だ。ユーザーは使用するPCにDSSを認識するための「プリンタドライバ」をインストールする必要があるが、あとは「Word」や「PowerPoint」などの使い慣れたアプリケーションでコンテンツを作り、印刷ボタンを押して、表示したいディスプレイを選択するだけの作業で利用できる。

 オプションで提供されるスケジュール管理ツールを組み合わせれば、1分単位で表示時刻を設定することも可能だ。そのほか、サムネイルで表示内容を確認する機能や、複数のディスプレイをグループ化して配信する機能なども備えている。外付けのDVDプレイヤーをRS-232Cポート経由でつなぎ、スケジュール機能にて配信制御も行える。

動画配信型は自分好みの画面構成をユーザー側で設定可能

photo VividViewerを使用し、複数画面を分割表示したプラズマディスプレイ

 静止画像だけでなく、FlashやPowerPointの動画を利用して動きのある表示を行いたいというニーズに対応するものとして、日立ADでは「VividViewer」(Vivid)も用意している。すでに秋葉原ダイビルのエントランスホールにある40型×6面マルチビジョンや、ロイヤルパーク汐留タワーのロビーにある42型プラズマディスプレイパネルで導入されており、同製品の人気は高い。

 Vividは、LAN経由でPCベースのハードウェアに表示情報を送信する仕組みとなっており、画面を最大6分割して、それぞれにテレビやFlash、テロップなどを流すといった柔軟な表現が行える。一度画面構成を決めてしまうと変更が難しい競合製品に比べると、画面のサイズや配置のレイアウトをマウスでドラッグするだけで変更できるため、非常に使いやすいといえる。


photo クライアントPCに接続したプラズマディスプレイなどに動画を配信するVividViewer

 テロップはテキストエディタ機能で作成でき、DSS同様、配信スケジュールも開始時刻や再生時間での指定が可能。さらに、曜日や日付などの指定も可能だ。テレビ映像の表示も、テレビチューナーボードにテレビアンテナを接続するだけでいい。これだけの機能と利便性があって、サーバソフトウェアが30万円、クライアントソフトが10万円というのは「他社よりも低価格」と阿川氏は太鼓判を押す。

ディスプレイとの組み合わせなど各種コンサルも対応

 日立ADで検証したディスプレイを併せて購入することもできるが、既に導入しているプラズマディスプレイなどがあるようなら、それを利用するという選択肢もある。プラズマディスプレイと液晶ディスプレイには、各々に長短がある。「ソリューションを提案する際に、最適なディスプレイの相談にも乗るので、気軽に質問をぶつけてもらいたい」と阿川氏。

 今後、同社では、DSSで静止画だけではなくテロップなどを流せるような機能拡張やVividのシステムをセットトップボックスに組み込み、専用ハードウェアとしての安定性を確保していく予定だ。長田氏は「DSSおよびVividはいずれも自社開発の製品だ。ユニットについても、他社にない性能が必要と感じれば開発できる。これも、映像システムのソフトとハードに精通した日立ADの技術力があってこそだ」と胸を張る。

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