SSLサーバ証明書のすそ野を広げる日本ベリサイン大企業から個人事業主まで

セキュリティ対策として幅広く活用されているSSL通信。大企業のWebサイトなどでは多く見受けられるが、中小企業や個人事業主といった所まで導入が進んでいるとは言い難い。日本ベリサインは、企業認証に加えてドメイン認証と呼ばれるSSLサーバ証明書を提供するようになった。その狙いとは――。

» 2007年11月01日 10時00分 公開
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 2005年に個人情報保護法が施行され、個人情報を取り扱うすべての企業に安全管理のため必要かつ適切な措置を講じる義務が課せられた。法律では、インターネットなど通信経路上における個人情報保護の具体的な手段は明記されていないが、ネットワーク上で個人情報が送受信される場合、SSL通信による暗号化が事実上必須と考えなければならないだろう。

 SSLは今や暗号通信の標準技術として成立しており、ユーザはWebブラウザを通じてSSL通信が行われているか分かるようになっている。それにもかかわらず、SSLサーバ証明書を導入していないサイトが多数見受けられるのは残念な状況ともいえる。もちろん、単に情報発信だけを行なうWebサイトであればSSLサーバ証明書は必要ないが、ユーザから個人情報を受け取る場合、Webサイト運営主体はそれら個人情報を保護する必要がある。

 だが、「実際にはキャンペーンサイトやアンケートサイトなど、個人情報の入力フォームを持つWebサイトで、SSLサーバ証明書を使った暗号化通信が行なわれていない場合が多数ある」と指摘するのは、日本ベリサインだ。

 ネットワーク上での組織の存在などを保証する認証局としてトップの実績を持ち、SSLサーバ証明書で業界をリードする同社がこの問題への対応として打ち出した策が、ドメイン認証と呼ばれるSSLサーバ証明書を扱うGeoTrust, Inc. の買収だ。米国での買収は2006年9月に成立し、この度、日本国内でもGeoTrustブランドのSSLサーバ証明書の扱い主体に関する契約手続きなどを終え、日本ベリサインが正式にジオトラスト クイック SSL プレミアムの取り扱いを始めた。これにより、企業認証のSSLサーバ証明書に加えて、個人事業主でも導入可能なドメイン認証のSSLサーバ証明書も扱うことになり、ネットワーク上の認証における守備範囲が格段に広がった。

迅速にSSLサーバ証明書を導入し、確実に通信の安全を守る

 ジオトラスト クイック SSL プレミアムは、ドメイン認証証明書と呼ばれるSSLサーバ証明書だ。主にSSL通信での利用を目的としたもので、どのWebサイト運営主体も最も手軽に取得できる。

 ジオトラスト クイック SSL プレミアムの取得は、平均で1日、最短で2分というスピード感を持つのが特徴だ。また、SSLサーバ証明書市場において高い市場シェアを獲得しており、Webブラウザや携帯端末など多様化するユーザ環境へ確実に対応している点も、特筆すべきだろう。

image SSL証明書は用途によって違いがある

 大企業でも、ドメイン名に製品名を利用した製品特化型のサイトや、キャンペーンなどで期間限定のサイトを開設することがある。また、企業内ネットワークでSSL通信を使うことも考えられるだろう。こういったニーズでも手軽に取得が可能で、すぐにSSL通信ができるドメイン認証のSSLサーバ証明書は、通信の安全を確保する手段としてこれまで以上に活用されてしかるべきだ。

 なおジオトラスト クイック SSL プレミアムは、2007年7月から日本ベリサインのパートナ各社を通じてユーザに提供されている。日本ベリサインは、従来からパートナとして活動する事業者のうち、ジオトラスト クイック SSL プレミアムの取り扱いに積極的なパートナを「ジオトラスト証明書プレミアムパートナ」と位置付け、協力してジオトラスト クイック SSL プレミアムの普及に取り組むこととなった。

 もちろん、この企業買収に伴って既存のジオトラスト クイック SSL プレミアムを利用するユーザには影響を与えないように配慮されている。既に取得したSSLサーバ証明書の有効期限はそのまま引き継がれ、標準価格も従来通りとなる。

 発行期間や条件、価格などにおいて敷居が下がった今、最低限のセキュリティ対策として、まずはドメイン認証のSSLサーバ証明書を導入することをお勧めしたい。


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提供:日本ベリサイン株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2007年11月30日