あなたがiPadに見る限界は、あなた自身の限界だ：オルタナブログ通信（3/4 ページ）

» 2010年05月28日 17時00分公開

[森川拓男，ITmedia]

「Nexus One」ネット販売中止から学ぶこと

　読者はどこでスマートフォンを購入しているのだろうか。ネットで直接注文するか、店頭で現物に触れてから購入するか。佐々木康彦氏「平凡でもフルーツでもなく、、、」の「Nexus One」ネット販売中止から学ぶ「多くの顧客が望んでいるのは、買う前に実際に触れること」によると、Googleが「Nexus One」のネット販売中止を公表した。ネットサービスにおける勝ち組のGoogleが、あえてネット販売を中止する。このことから何を学べるのだろうか。

　さて、活気づいているスマートフォン市場だが、大木豊成氏のAndroid2.1（HTC Desire）と1.6（Xperia）は別物だということを知りましたによると、Sony Ericsson XperiaとHTC Desireは、まったく異なるという。方波見豊氏のXperia 発売開始からわずか1カ月半で、ドコモ歴代のスマートフォンのなかでNo1の販売台数を記録したというニュース。にあるように、驚異的な販売実績を残しているXperiaだが、大木豊成氏によると、HTC Desireと比べると「カクカクした感じ」があるという。

　ビジネスユースでスマートフォンを活用するためには、坂本史郎氏「坂本史郎の【朝メール】より」のXperia/iPhoneでセキュリティ高く会社の情報を取り扱う方法でも触れられた、セキュリティをいかに高められるかが必要であろう。

　スマートフォンから少し外れるが、恩田フランシス英樹氏のマルチタスクより先にマルチリーク・新型iPhoneとFoxconn作業員の自殺。Apple未来の選択というエントリーも紹介しておきたい。

　いよいよiPadが日本で発売される。本稿が掲載されるころには、すでに入手している人も多いことだろう。

　先行発売されたiPadを活用しているオルタナブロガーもいる。大木豊成氏はiPadを買うと、もう一台Macが欲しくなってきたという弊害（？）を紹介。iPadがいかにビジネスで活用できるかという証明でもある。坂本史郎氏のiPadを展示会やお客様でデモしビジネス用途に見えてきた手ごたえでも、手ごたえを感じている。

　しかし、iPadのどこがいいのか分からない人も多い。そんな人は、吉田賢治郎氏「けんじろうとコラボろう！」の広島生まれの私が「iPad」の良さを初めて本気で感じられた映像を見るといいだろう。広島弁に吹き替えられているのがユニークだ。

　考えても答えは出ない、自ら探し求めなければ、と説いたのが玉川岳郎氏「ニュータイプになろう！」のiPadは人生にイノベーションをもたらすか。松尾公也氏はあなたがiPadに見る限界は、あなた自身の限界だと記した。固定観念に捕らわれている場合ではないのだと感じた。

　iPadを教育で活用しようという動きもある。中嶋政和氏「『スマートIT』術」のICT教育への『スマートIT』術では、政府の原口ビジョンに対して、提案をしている。また、大木豊成氏のiPadで教育をインタラクティブにするということでは、大学でiPadの無償配布をするという事例を紹介し、インタラクティブ教育に活用されるiPadへの期待を寄せている。

　iPadは、アプリで活用の幅が広がる。iPhoneで広まったセカイカメラもiPadに対応するようだ。ほかにもブロガーおすすめのiPadアプリを紹介しよう。


ブロガー	ブログ	わたしのおすすめiPadアプリ
方波見豊氏	「破壊的イノベーションでキャズム越え」	セカイカメラ for iPad がリリース。　大きな画面で覗くセカイはどんなだろうか？
佐々木康彦氏	「平凡でもフルーツでもなく、、、」	「AC-7 PRO CONTROL SURFACE」は自宅録音環境の更なるプロスタジオ化を実現しますよ！
松尾公也氏	「CloseBox and OpenPod」	WAV書き出しサポート：iELECTRIBEは手で触ることができる、進化する楽器

　ここで、ソフトバンクに対して書かれた要望を紹介しておきたい。坂本英樹氏のSBは、iPadを奇貨とせず、800MHz帯取得による無線ブロードバンド網整備に集中せよ。読者はどう思っただろうか。