開発ツールの活用に課題あり――ビジネスの変化に対応するにはデータから見る日本企業のソフトウェア活用

ITmediaの調査によると、自社の業績を「好調」と意識しているのは、アプリケーション開発がビジネスニーズの変化に対応できていると答えた企業が最も多いという結果が表れた。

» 2011年01月27日 00時00分 公開
[PR/ITmedia]
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 ITmediaの「企業におけるソフトウェア活用に関する調査」(2010/12/8〜16実施、回答数634)では、アプリケーション開発のビジネスニーズへの対応状況と、開発ツールの位置づけの調査から、以下のようなことが分かった。

  • ビジネスの要求に対応できていない、もしくは対応できていないという回答が8割以上を占める
  • 開発ツールの重要性を意識している企業が8割以上

 アプリケーション開発が、現在のビジネスのスピード感になかなか対応できていない状況(グラフ1)と、その中で開発ツールが果たす役割の大きさが強く認識されていること(グラフ2)が明らかになっている。

(左)グラフ1 質問:ビジネスニーズに対するアプリケーション開発の対応状況についてお聞きします。(右)グラフ2 質問:品質向上/コスト削減/工期短縮に開発支援ツールはどの程度有効であると考えていますか?

 ただ実際にはグラフ3のように、開発ツールはあまり使いこなされていないようだ。最も利用されている「品質管理」ですら回答数は205と、回答者数(634)の1/3にも満たない。まだまだ開発ツール活用の余地は十分にあると言える。特に現代のビジネス状況は変化が激しく、アプリケーション開発にもスピードが要求される。開発チームの作業効率化とデリバリー速度の向上のため、ツールの活用は今後さらに重要になるだろう。

グラフ3 質問:貴社では開発支援ツールのどのような機能を利用していますか?(複数回答)

 開発ツールの活用において重要となるのが各ツールの連携だ。開発環境やテスト環境が統合的に管理されていないと、せっかくのツールの機能を十分に発揮できず、結局人手による管理が必要になってしまう。このような事態を避けるためにも、適切なソフトウェアの導入は必須と言える。

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