技術に裏打ちされた信頼性と軽快性、コスト優位性――ビジネスの現場における実装力で注目されるESETの秘密エンドポイントセキュリティを再考せよ

コンピュータウイルスが社会問題化した2000年代前半を契機に、企業ではウイルス対策の導入が相次いだ。だが、企業のIT活用が進む中で、同じウイルス対策製品を使い続けるという企業は多い。対策が古いままでは新しい環境に対処するのが難しく、セキュリティが形骸化する恐れがある。今、ウイルス対策の見直しを進める企業の間では「ESET」(イーセット)が注目されているという。

» 2011年04月11日 10時00分 公開
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 企業が取り組むセキュリティ対策の中で最も広く導入されているのが、PCやサーバなどのエンドポイントにおけるウイルス対策だ。コンピュータウイルスが大きな社会問題となった2000年代前半を契機に、多くの企業でウイルス対策製品の導入が進んだ。さまざまな市場調査をみると、その導入率は9割近くに上り、最も基本的なセキュリティ対策として浸透している。

 ウイルス対策製品で企業ユーザーが最も重視するのが信頼性であり、導入済みのウイルス対策製品に深刻なトラブルが発生しない限りは、同じ製品を利用し続ける傾向にある。ウイルスの脅威からエンドポイントを保護できるなら製品による差はあまりないと考える向きもあり、使い勝手が多少不便でも既存で十分だと考える企業ユーザーが少なくない。

 だが、ウイルス対策に積極的に取り組む企業では、長い間同じ製品を使い続けるのではなく、企業を取り巻く脅威やビジネス環境の変化などに応じて製品の見直しを適宜行っている。例えば、PCやサーバの防御力を単に高めるというだけでなく、PCやサーバに与える負荷ができるだけ小さい製品を選択して業務効率の改善を図るという具合だ。

 ウイルス対策と一口に言っても、実際にウイルスを検知・駆除する仕組みは製品によってさまざまな技術が採用されており、同一ではない。また、ウイルスの脅威を確実に防ぐという本来の目的だけでなく、通常のPCやサーバの利用にできるだけ負荷を与えない「軽さ」を目指した製品もある。

 こうした製品の中でセキュリティ対策に積極的な企業からの注目を集めるのが、スロバキアのセキュリティ企業ESETが開発を手掛け、日本ではキヤノンマーケティングジャパングループのキヤノンITソリューションズ(以下、キヤノンITS)が販売・サポートを提供する総合セキュリティソフト「ESET Smart Security」およびウイルス・スパイウェア対策ソフト「ESET NOD32アンチウイルス」(以下、「ESETシリーズ」)である。

伝統のヒューリスティック技術で高い防御力、軽さも兼ね備えたESET

 ESETシリーズは、以前から個人のPCユーザーの間では検出率の高さと動作の軽さ、使いやすさを兼ね備えたセキュリティ対策ソフトとして高く評価されてきた。従来のウイルス対策ソフトは、特定のウイルスを検出するための定義ファイルを利用しているが、ESETでは定義ファイルに加えて、1993年からヒューリスティック技術を製品に実装している。他社のウイルス対策製品にも実装されているものはあるが、ESETのヒューリスティック技術はパイオニア的な存在であり、約20年にも及ぶ技術開発の歴史がその高い防御力の裏付けとなっている。

ESETシリーズはオーストリアに拠点を置く独立系のテスト機関のAV-Comparatives.orgにおいて、「Advanced+」を業界最多の23回獲得している(2010年12月時点) ESETシリーズはオーストリアに拠点を置く独立系のテスト機関のAV-Comparatives.orgにおいて、「Advanced+」を業界最多の23回獲得している(2010年12月時点)

 従来の定義ファイルを用いたウイルス検出の場合、出現するウイルスごとに分析を行って定義ファイルを開発するため、ウイルスの数が増えれば増えるほど、定義ファイルの数やサイズが大きくなり、PCやサーバに与える負荷も高まってしまう。一方、ヒューリスティック技術ではウイルスの疑いがあるプログラムやファイルの内容を汎用的なエンジンを用いてまず解析する。さらに詳細なコードの解析や、サンドボックスと呼ばれる仮想的な実行環境の中でその動作を解析し、不正なものであるかを特定する。

 ESETシリーズでは、定義ファイルとヒューリスティック技術を組み合わせた検出エンジン「ThreatSense」を採用している。ほかのウイルス対策製品の中にも同様の採用例は見られるが、定義ファイルによる検出を補完するためという位置付けである場合が多い。ESETでは他社に先駆けて開発・実装してきた歴史から、ThreatSenseでは定義ファイルを必要最低限に抑えつつ、ヒューリスティック技術によるエンジンを活用して検出率を高めることが可能になった。そしてこのエンジン自体も定義ファイルの更新時に自動的に更新されるため、新種のウイルスへの対応が早い。ThreatSense自体のサイズも小さく、軽快に動作する。PCやサーバに与える負荷も小さいので、ユーザーのPCやサーバの操作性を損なう心配はほとんどないという訳だ。

 キヤノンITS セキュリティソリューション事業部 ESET技術部の重岡由成部長は「ESET社はヒューリスティック技術の先駆者であり、18年間に渡る膨大な技術の蓄積で防御力と軽さを兼ね備えた製品を実装している。また、ヒューリスティック技術を実装したエンジン自体が定義ファイルの更新時に自動で更新されるため、新種のウイルスにも迅速に対応できる」と話す。

ESETシリーズにおけるウイルス対策のアーキテクチャ ESETシリーズにおけるウイルス対策のアーキテクチャ

“戦略的なIT投資”に適したコスト優位性を実現

 キヤノンITSは、ESETシリーズの国内での販売・サポートを2003年に開始した。他社製品が日本市場に進出し始めた1990年代後半に比べると後発になるが、前述した防御力の高さや軽さ、使い勝手の良さといった機能そのものの特徴が高く評価されたことで、次第にその存在感を高めてきた。

 また、後発製品であることを逆手に取り、投資対効果を意識したライセンス価格を提供し、運用コストを削減して戦略的なIT投資に回したいとする法人ユーザーの需要を獲得してきた。従来のウイルス対策を継続したままでは運用コストの見直しは難しい。セキュリティレベルを維持・向上させしつつコストを抑えられることも、ESETシリーズの特徴である。

 さらにESETシリーズに乗り換える法人を対象に「更新残期間保証サービス」を提供している。他社製品のサポートサービス契約の残存期間を保証するもので、現在利用中の製品の更新期間を気にすることなく、いつでもセキュリティシステムの刷新を検討することができる。最新のウイルス対策の構築が過去の投資を無駄にすることなく行えるため、コスト面でのメリットは大きいだろう。

他社製ウイルス対策ソフトの残りサポートサービス契約期間も保証される「更新残期間保証サービス」 他社製ウイルス対策ソフトの残りサポートサービス契約期間も保証される「更新残期間保証サービス」

パートナーシップで強力なサポート体制を構築

 ESETシリーズは防御力やコスト優位性に加えて、キヤノンITSとESETのパートナーシップによって提供される手厚いサポートも強みだ。日本のビジネスを知り尽すキヤノンITSの基盤を生かした製品サポート体制は、海外製品であるESETの弱点を十二分に補い、ユーザーへのきめ細かい対応を実現している。プロダクト技術課の石川堤一課長によれば「例え難しい課題であっても、ESET社の製品開発部門との連携で迅速に対応できるケースが大半だ」という。

 また、キヤノンITSによる製品サポートが提供するもう1つの強みとしては、グループ会社を含めて25,000ライセンスを実際に利用するESETユーザーであることが挙げられる。こうしたバックグラウンドの中で、ユーザー視点に立ったサポートノウハウと実績を豊富に積み重ねてきたため、大規模な企業ユーザーも安心してサポートを受けられるだろう。

キヤノンITS セキュリティソリューション事業部 ESET技術部 重岡由成部長(左)とプロダクト技術課 石川堤一課長。ESETとのパートナーシップを通じて日本のユーザーのサポートに日々取り組んでいる キヤノンITS セキュリティソリューション事業部 ESET技術部 重岡由成部長(左)とプロダクト技術課 石川堤一課長。ESETとのパートナーシップを通じて日本のユーザーのサポートに日々取り組んでいる

日本のユーザーニーズを取り入れた製品開発により、真の実装力を兼ね備えたソフトに

 キヤノンITSとESETによるパートナーシップは、製品開発にも色濃く反映されている。日本市場を知り尽くしたキヤノンITSが日本のユーザーの求める機能をESETに提案し、新製品に取り入れられる場合が少なくない。

 例えば、最近ではオフィスの外でもPCをモバイル利用することによって、社員の生産性を高めたいという企業が増えている。この場合、オフィスの外ではウイルス感染などのリスクが高まるため、いかにしてセキュリティレベルを確保するかが課題だ。3月に販売開始した「ESET Smart Security」の新バージョンV4.2には、こうしたモバイル利用されるPCに対して、接続するネットワークに合わせたファイアウォールポリシーを自動的に設定する機能が新しく搭載された。このほかにも日本の企業ユーザーが抱える課題の解決を支援するための機能が多く用意されている。


 このように最新のウイルス対策製品は、本来の役割を果たすだけでなく、ユーザーが求めるさまざまな機能や性能も実現している。セキュリティ対策に積極的な企業が製品を選ぶポイントは、自社の課題を解決できるものであるかという点だ。エンドポイントの環境が大きく変化しつつある今、長年使い続けた製品では新たな課題を解決するのが難しいという場合もある。

 ESETシリーズは、5月11日から東京ビッグサイトで開催される「情報セキュリティEXPO」に出展する。ESETブースでは、導入に関する細かな相談も受け付けており、企業が抱えるビジネス環境とセキュリティ対策における課題解決のヒントを得ることができる貴重な場となる。特にウイルス対策の見直しを検討している企業では、これを機会にリプレースを検討してみるのも一考だろう。また、会場に足を運ぶ前にキヤノンITSのWebサイトで詳細情報を得たり、ESETシリーズの体験版をダウンロードもできるので、ぜひ確認してみてはいかがだろうか。

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提供:キヤノンITソリューションズ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2011年6月10日