導入した瞬間から陳腐化する そのストレージ、ビッグデータ時代に使えない?!――レノボ×レッドハットが示す解決策は

データ活用のよしあしがビジネスを左右する――。そんな時代を生き抜くためにIT部門は、日々刻々と増え続ける膨大なデータを効率よく処理しなければならない。しかし、従来のスケールアップ型ストレージは買った瞬間から陳腐化していく運命。複雑化するデータを管理するには力不足と感じていないだろうか。そんなこれまでの常識を覆し、“常に最先端の機能”を使えるストレージがあるとしたら……。

» 2016年09月12日 10時00分 公開
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 いよいよ到来したSDS(Software Defined Storage)時代に向け、顧客の要望や用途にあわせたソリューションをパートナー企業とのアライアンスをもとに提案するレノボ。オープンソース分野では、レッドハットとの強力なタッグを組んでビジネスに臨んでいる。

OSSのSDSでレッドハットと協業

Photo レノボ・ジャパン データセンター・グループ事業本部 企画本部 本部長 星雅貴氏

 本格的なビッグデータ時代を迎え、エンタープライズ市場ではIoTやソーシャルメディアなどから膨大な非構造化データを収集・保管するのに必要なストレージの需要が急激に増えている。それとともに企業の間で導入機運が高まっているのが、ソフトウェアによってストレージを構成するSDS(Software Defined Storage)である。

 SDSと言えば、つい最近までグローバルでビジネスを展開する大規模クラウドサービス事業者を中心に導入されてきた。日々刻々と増え続ける膨大なデータを保管しなければならないクラウドサービス事業者にとって、従来のスケールアップ型ストレージではもはや対応しきれない。そこでデータ容量の増加に応じて迅速かつ柔軟に拡張できるSDSを導入するようになったわけだが、これと同じことがエンタープライズ市場でも起きているのだ。

 「旧来は大規模なクラウドサービス事業者に導入されてきたSDSですが、現在はその利便性、効率性が認められ、エンタープライズ市場でも導入が進んでいます」(レノボ・ジャパン データセンター・グループ事業本部 企画本部 本部長 星雅貴氏)

 エンタープライズ市場においてSDSへのニーズが高まったことを受け、レノボはあらゆるニーズに対応するSDSソリューションを提供している。その中でも長年取り組んでいるのが、OSS(Open Source Software)ベースのSDSだ。この分野でレノボは、長年パートナー関係にあるレッドハットと組んでいる。

レッドハットの重点領域はSDSを含む“クラウド”

Photo レッドハット プロダクト・ソリューション事業統括本部 ストレージ事業部 事業部長 和田健一氏

 星氏によると、レノボとレッドハットの協業関係は15年以上だという。

 「レッドハットとは、エンタープライズ市場にOSSによるシステム導入が始まった旧IBM時代から親密な協業関係にあります。この関係は2014年10月、System x事業とともにIBMからレノボへ移った現在も一貫して継続されており、IBM時代に培われたビジネスの経験と実績も、そのままレノボに引き継がれているといえます」(星氏)

 一方のレッドハットにとっても、レノボは特別なパートナーだ。レッドハット プロダクト・ソリューション事業統括本部 ストレージ事業部 事業部長である和田健一氏は、「“あうんの呼吸”の関係」と表現する。

 「当社は基本的に、どのハードウェアベンダーとも等距離の協業関係にあります。ただし、その中でもレノボは、スタンダードから外れることなくシンプルなハードウェアを提供しており、すぐに認証をとってリストに載せることができる非常に組みやすいパートナーなのです」(和田氏)

 そのレッドハットでは、2017年に向けて注力する重点領域として「クラウド」「ITマネジメント」「アプリケーションプラットフォーム」を3本柱にすると表明している。レッドハット テクニカルセールス本部 パートナーソリューションアーキテクト部のソリューションアーキテクト、亀本英幸氏はその取り組みを次のように説明する。

 「レッドハットは2006年のJBoss買収以降、アプリケーションプラットフォーム製品群を数多く提供しています。2015年にはIT管理自動化ツールのAnsibleを買収し、ITマネジメント分野の強化を図りました。そして今、最も力を入れているのがOpenStackに代表されるクラウド分野であり、当社のSDS製品もここに含まれます」(亀本氏)

常に最先端の機能を利用できるOSSの魅力

Photo レッドハット テクニカルセールス本部 パートナーソリューションアーキテクト部 ソリューションアーキテクト 亀本英幸氏

 レッドハットは、SDSをどのように見ているのだろうか。

 「SDSは単なるストレージではなく、コンピューティングとストレージを融合させたものです。x86サーバのコンピューティング能力を使ってフレキシブルなストレージを構築するものが、SDSなのです。デバイスの性能に強く依存する従来のストレージとは違い、SDSには限界がありません」(和田氏)

 「SDSの重要なポイントは『つぶしが効く』ところ――すなわちハードウェア構成を動的に変えられる点です。例えば年とともにコンピューティング性能に問題が出てくれば、そのサーバを別の用途に変更し、より高性能な最新サーバをストレージとして利用するようなことも簡単に行えるのです」(亀本氏)

 そのレッドハットでは、主にブロックストレージ/オブジェクトストレージ用途をターゲットにした「Red Hat Ceph Storage」、ファイルストレージ/コンバージドシステム用途をターゲットにした「Red Hat Gluster Storage」という2つのSDS製品をラインアップしている。いずれもSDSの世界では名の知れた製品だが、その最大の特長は「OSSであること」だとレッドハットの和田氏はいう。

 「最先端のSNSや、巨大なクラウド・ポータルサイト等の最前線で磨かれた機能や彼らの数多くの経験により得られた改善を、OSSの利点を生かしたコミュニティーへのフィードバックとRed Hat社のサポートによるエンタープライズ品質でお届けすることにより、これからSDSを使い始めようとする企業様でも、常に最善の製品が安心して利用できる仕組みになっています」(和田氏)

レノボの優位性は信頼性とサポートにあり

Photo レノボ・ジャパン データセンター・グループ事業本部 ソリューション&製品技術本部 ソリューション推進部 坂巻宏亮氏

 レノボでは、GlusterとCephのそれぞれをSystem x サーバと組み合わせることで、エンタープライズ市場に向けて提供を開始した。レノボ・ジャパン データセンター・グループ事業本部 ソリューション&製品技術本部 ソリューション推進部 坂巻宏亮氏は、デバイスを自由に選択してスケールアウト型で拡張できるところが製品の優位性だという。

 「例えばレノボのインテル® Xeon®プロセッサーE5-2600 v4製品ファミリー搭載のSystem x 3650 M5サーバには、2.5インチSSDを最大26基まで内蔵できます。4TバイトのSSDならば100Tバイトを超えるオールフラッシュストレージがすぐに入手でき、それを2台〜3台と容易に増やしていくことが可能です。SSDは必ずしもSASである必要はなく、低価格なSATAでもいいんです。なぜなら信頼性はSDS側で担保できるからです」(坂巻氏)

 またレノボの星氏は、信頼性が高く管理性に優れたハードウェアと、充実したサポート体制を特長として挙げる。

 「System x サーバは、もともと信頼性と品質の面で高く評価されています。ハードウェアは予防保守検知が行えるインテリジェンスな機能を備えているほか、操作性と視認性に優れたサーバ管理ツール『XClarity』も提供しています。サポート体制についてはレノボがワンストップの保守窓口を用意するとともに、IBMとの協業によるサポートネットワークで対応します。さらにGlusterとCephについては、レッドハットによるサポート支援も受けられます」(星氏)

ストレージの投資対効果を常に最大化

 これらの豊富な特徴があるレノボとレッドハットのSDSソリューションは、運用面とコスト面で多くのメリットを導入企業にもたらすという。

 「運用とコストの両面におけるメリットの1つは、調達の早さです。これまでは新しいストレージを導入するときに、システムの設計、サイジングをして動作テストを行い、実際に運用を開始するまでにかなりのリードタイムがかかります。その点、このSDSソリューションを導入すれば、汎用のサーバハードウェアに検証済みのソフトウェアを搭載しており、設置後すぐに使い始めることができます。このように調達スピードが劇的に改善されると、人手をかけて行う作業も激減し、結果的にコスト削減につながります」(坂巻氏)

 「レノボとレッドハットのSDSソリューションを導入すると、常に最先端、最高速性能のサーバハードウェアを使ったストレージを手に入れることができます。またSDSならば、ひとまず必要な分だけ用意してスモールスタートで使い始め、数カ月〜半年ごとにレビューしながら拡張していくことも可能です。これにより投資対効果を常に最大化できることになります」(和田氏)

 信頼性の高いレノボのサーバと実績の多いレッドハットのSDSソフトウェアの組み合わせは、既に大手自動車メーカーを始めとする製造業を中心に、国内でも導入事例が増加している。ストレージを根本的に見直す機会として、SDSの導入を一考する価値はあるだろう。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2016年9月27日