Windows 10移行に潜む“落とし穴” 失敗しない極意はWindows as a Serviceを理解する「秘策」にアリ!

Windows 7のサポート終了を控え、多くの企業でWindows 10への移行が本格化しつつある。その一番の注目点は品質更新や機能追加を継続的に行う「Windows as a Service」。だがこの新たな仕組みへの配慮を怠ると業務に影響を与える可能性もある。何に注意を払い、どう対応すればよいのか。

» 2018年03月30日 10時00分 公開
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“最後のOS移行”への配慮不足で業務に影響が!?

 2015年7月の提供開始から3年目を迎えようとしているWindows 10。顔認証や侵入検知、情報保護などの未知の脅威への高度なセキュリティと、タッチ操作による高い操作性を両立したWindows 10は、端末の利用シーンが多様化する中で企業向けPCの稼働基盤として今や当たり前の選択肢となっている。

 その最大の特徴は、セキュリティの改善や機能追加を継続的に行う新たな仕組み「Windows as a Service」(以下、WaaS)を採用したことだ。Windows 10が最後のメジャーアップデートと言われるのも、WaaSにより従来型バージョンアップが一掃されたからである。

 Windows 7のサポート終了を2020年に控え、今後はWindows 10への移行が加速することは明らかだ。これにより、さらなる業務の効率化や最適化が多くの企業で進むはずである。

 ただし、この“最後のOS移行”に当たっては留意点もいくつか存在する。「移行のポイント」をしっかり押さえておかないと、業務に影響を及ぼすトラブルを招きかねない。そうした事態を回避するためにも、Windows 10への移行準備には万全を期すべき」と警鐘を鳴らすのは、dynabookで日本のWindows PC市場を牽引し、PCのライフサイクル全般を通じて企業へのサービス導入を数多く重ねてきた東芝クライアントソリューションだ。

更新データの巨大さがダウンロードのネックに

 では、Windows 10への移行における留意点とは果たして何か。まず挙げられるのが、WaaSの更新プログラムが従来と比べてはるかに大きなデータ量になるということだ。更新プログラムはこれまでの「品質更新プログラム」と、新たに年に2回配信される「機能更新プログラム」に分類され、このうち後者は大幅な機能強化を目的にデータ量が3G〜4GBに達することもある。そのため、社内のネットワーク帯域が不十分な場合にはネットワークのトラフィック増大による影響で、サーバなどとの通信を伴うアプリケーションに影響が生じたりといったトラブルの発生が容易に予見されるのだという。

図1 WaaSにおける課題 図1 WaaSにおける課題

 更新プログラムの配信手法は、社内での更新プログラムを集中管理する「WSUS(Windows Server Update Services)」、クラウド型PC管理ツール「Windows Intune」、クライアント管理ツール「SCCM(Microsoft System Center Configuration Manager)」などいくつかあるが、多くの企業ではWSUSを採用していることが多い。だがWaaS対応の際には果たして既存のWSUSのままでいいのかといった疑問も残る。例えば、WSUSサーバをWindows 10を管理するために必要な構成にアップグレードしたり、場合によっては既存のActive Directoryやネットワーク環境を再構築したりする必要がある。

 「特に注意すべきなのが地方の小規模拠点。社内のネットワーク帯域が不⼗分な場合にはネットワークのトラフィック増⼤による影響で、サーバなどとの通信を伴う業務システムに影響が出る可能性がある」(東芝クライアントソリューション)

図2 定期的に機能更新プログラムが配信される 図2 定期的に機能更新プログラムが配信される

 ITmediaが運営する情シスコミュニティー「俺たちの情シス」のイベントでも、参加者から「WaaSの対応では、半年に1回というペースで行われる大型アップデート(機能更新プログラム)に不安を感じている。また、全PCを一気に移行したために問題が多発し、解決までに少なからぬ時間と労力が必要となった」といった切実な声も聞かれた。WaaSでは、どうやって機能更新プログラムの検証を行うのか、どういう頻度で機能更新プログラムを適用していくのか、といったWaaSの「運用」を考えなくてはいけない。検討項目の広範さと深さ故に、多くのIT担当者はどこから手をつけるべきか悩まされるはずだ。

“WaaSが分からない”をクリアにする2Daysワークショップ

 ここまでの説明から分かる通り、Windows 10への移行に当たっては最初の計画段階が最も重要といえる。この「最初の一歩」を後押しすべく、東芝クライアントソリューションが提供に力を入れているのが、Windows 10の導入展開する際の支援サービス「Windows as a Service 2Days ワークショップ(2Daysワークショップ)」だ。

 2Daysワークショップは、お客様の環境をお伺いし、お客様に合ったWaaSの運用・管理方針を決めるサービスだ。東芝クライアントソリューションが企業に出向いて1対1で行う。具体的には、まず、初日のお客様のネットワークなどのインフラや環境をお伺いし、WaaSについて運用上の注意点なども交えながらご説明。お客様に合ったWaaSの運用管理方針を決定する。翌日には、決定したWaaS運用管理方針に従って、ハンズオンにて環境構築、運用手順をご説明する2日間のワークショップである。

図3 Windows as a Serviceの理解が深まる2Days ワークショップ 図3 WaaSの理解が深まる2Days ワークショップ

 2Daysワークショップは、「Windows as a Serviceによる環境整備に向け、お客様の“Windows as a Serviceが分からなくて悶々とする課題”をクリアにする場」(東芝クライアントソリューション)だという。検討項目が広く深いWaaSをしっかりと理解して、WaaSの運用、管理方針を決めることが2Daysワークショップの最大の狙いなのだ。

正確な最新情報を提供できる強み

 また、前出の「俺たちの情シス」イベント参加者からは「Windows 10の移行ではOSの変化に柔軟に対応していく姿勢こそ重要で、そのためにも情報収集が大事」という声も挙がっていたが、実際には正確な最新情報をコンスタントに入手するのは難しい。

 2Daysワークショップでは、PCベンダーとしてのマイクロソフトとの密な協業を通じて得られるWindows 10の最新情報を基に、カリキュラムの内容を常にアップデートし続けている。この「正確な最新情報を提供できる強み」が多くの企業から支持される理由だ。

 「ネットなどで情報を検索できるとはいえ、どの情報が最新かを確かめるのは一苦労。だが、われわれであれば、最新の情報だけを提供でき、無駄な作業の手戻りもそれだけ抑えられる。お客様の評判も高く、内容の充実度には絶対の自信を持っている」(東芝クライアントソリューション)

 東芝クライアントソリューションはWindows 10の導入の計画から展開、運用、撤去・更新までのライフサイクル全般にわたる支援サービスを包括的に手掛け、それらの活用を通じて、いわば着実に取り組みを前進させられることも見逃せない。2Daysワークショップ後には、お客様環境でWaaSの検証を行うために必要な機材、手順書をパッケージ化した「Windows as a Service 検証パッケージ」を用意。同パッケージを使用することで、同梱の検証手順証を参考にしながらWaaSの検証を実施することが可能だ。クライアントの展開フェーズではデータ移行などが課題となるが、独自ツールにより高い作業品質を実現した「Windows 10リプレース支援サービス」など、活用を見込めるメニューをきめ細かに取りそろえている。

図4 Windows 10におけるライフサイクルソリューション 図4 Windows 10におけるライフサイクルソリューション

多様な働き方、PCに求められるのは「持ち運びやすさ」「快適・堅牢性」

 多様な働き方を推奨する「働き方改革」推進において、多くの企業がPCの新たな用途開拓を進めている。それには、どんな場所にいても安心・安全に利用できるデバイスが不可欠だ。Windows 10は、高いセキュリティ機能を始めとして、このような時代のニーズにあったOSである。東芝のdynabookは、持ち運びやすさや快適に使える性能、高い堅牢性などを追求し、働き方改革に適したWindows 10搭載モバイルPCを多数ラインアップ。いずれも東芝クライアントソリューションより提供されている。

ビジネスに適した Windows 10 Pro ビジネスに適した Windows 10 Pro
働き方改革推進モデル
〔12.5型〕 dynabook VC72
先進性と機動力でワークスタイルを変革するコンバーチブル型2in1。メインマシン・モバイル・タブレットとして高性能をあますところなく発揮

〔13.3型〕 dynabook U63
過酷なテストをクリア。薄型軽量のコンパクトなクラムシェルで、使いやすさに徹したモバイルノートPC

〔13.3型〕 dynabook R63
薄さと軽さと堅牢性を追求し、長時間バッテリー駆動を実現。豊富なインタフェースを搭載した機動力に優れたオールインワン・モバイル
〔13.3型〕 dynabook R73
コンパクトなオールインワン・モバイル。ODD搭載モデルの構成も選択可能

         dynabookの製品情報は東芝公式サイトへ

 東芝クライアントソリューションは開発、設計、製造、販売、保守、サポートまでを一貫して手掛けていることが特長の国内PCメーカーだ。PCライフサイクル全般を見渡して、その企業に最も適した提案が行えるのも、PCを自社開発してきたメーカーとしての技術基盤とPCの導入・運用・保守における豊富な実績・ノウハウとを合わせ持つ同社ならではの優位性だろう。

 「Windows 10への移行の出発点はWindows as a Serviceへの対応法をしっかり固めること。加えてわれわれはPCの調達からその撤去・更新に至るまでのプロセスで多様なサービスを提供している。それらを利用していただくことで、ぜひともお客様の負担軽減とトータルコスト削減に貢献したい」(東芝クライアントソリューション)

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提供:東芝クライアントソリューション株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2018年5月1日