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» 2021年04月05日 10時00分 公開

データ資産の保護は万全ですか? クラウド時代に成功する、3つのポイント効率的な情報資産管理で、DXをバランスよく推進

企業のクラウドサービス利用は大幅に促進したが、「万全なデータ保護ができていない」という以前からの課題は一層深刻化している。企業が効率的にデータを保護し、「DXギャップ」を埋めるためにはどうすればよいのだろうか。

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 新型コロナウイルス感染症は、企業のクラウドサービス利用を一気に促進させた。これに伴いITの管理全般に深刻な課題が生じている。

ベリタス 庄司 良氏

 ベリタステクノロジーズ(ベリタス)の庄司 良氏(マーケティング本部 執行役員本部長)は、企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)推進によって、サービスの利用と運用の間で「DXギャップ」が生じていると指摘する。「在宅勤務対応のためにDXは促進されました。そこでクラウドサービスの利用が進む一方、ビジネスの継続に必要な、万全なデータ保護や障害発生時のシステム復旧対策は、変革に追い付いていません」(庄司氏)

 ベリタスは、クラウド時代の課題としてこの問題を指摘してきたが、急速な環境の変化によって“溝”はさらに深まったとみている。同社によると、DXギャップによって「コストの増大」「サイバー攻撃」「クラウドのデータ保護と管理」「コンプライアンス」という4つの「C」に象徴される課題が深刻化しているという。

DXギャップによって生じる4つの「C」(出典:ベリタス)

 テレワークへのシフトが進み、ビジネスのIT依存度が高まるにつれて、システム稼働の安定性はこれまで以上に重要性を増している。適切なデータ保護やシステム全体の状況把握は企業の喫緊の課題だ。今、対策は十分なのか。

複雑化、多様化するIT環境 統合管理の需要に応えるプラットフォームとは

 ベリタスは2021年3月に開催したオンラインイベント「VISION Solution Day 〜 Conquer Every Cloud / クラウドの波を超えろ!」(以下、VISION Solution Day)で、DXギャップを埋めるための指針をあらためて強調した。

 その方向性に応えるのは、ベリタスの「Enterprise Data Service Platform」(以下、EDSP)だ。EDSPは製品名ではなく、顧客の要望に応じて「アベイラビリティー」「プロテクション」「インサイト」という3つコンセプトに沿ったソリューション群を組み合わせて1つのプラットフォームを構成するというベリタス独自の取り組みだ。

 EDSPの中心を担うコンセプトは「プロテクション」、つまりデータの保護だ。ベリタスにおけるデータ保護製品の中核を成す「NetBackup」によって、ソフトウェアやハードウェアの障害、サイバー攻撃からデータを保護する。

 「『プラットフォーム』と称する理由は、保護対象の環境にかかわらず統合的なデータ管理を追求しているためです。対象ごとに異なる手段を適用するのではなく、EDSPという一つの基盤から、クラウドやオンプレミス、世代の異なるシステムなど、ヘテロジニアスな環境全体を管理、保護します」(庄司氏)

 データを保護するには、システム環境などの保護対象を網羅的に把握する必要がある。複雑化するIT環境において、IT部門が「把握していない」「見えない」場所に重要なデータが存在する可能性は捨てきれない。

 データの網羅的な把握を実現するコンセプトは「インサイト」だ。データを分析・可視化する「APTARE」やファイル分析やアクセス制御を実施する「Veritas Data Insight」などの製品を通じて、システムのどこにどれだけのデータがあり、どのくらいの頻度でアクセスされているのかを把握できる。IT資産を適切に管理することでTCOの削減にもつながる。

 「アベイラビリティー」は、ソフトウェアデファインドストレージ(SDS)「Veritas InfoScale」で実現できる。Veritas InfoScaleは、ハードウェアに依存せずに信頼性の高いストレージ環境やシームレスなデータの確保と移行を可能にする。

 ベリタスの高井隆太氏(常務執行役員 テクノロジーズセールス本部)はVISION Solution Dayで、EDSPについて「800以上の異なるデータソースに対応し、1400以上のストレージターゲットにデータを保管できます。サポートは、100以上のOSや60以上のクラウドが対象です。1つのプラットフォームで全方位的に顧客の環境を保護し、データがどこにあっても統一された管理方法でレジリエンシーを確保できます」と説明する。

現状を把握してコスト効率に優れたデータ保護を実現 EDSPの機能強化の詳細は

 ベリタスは、VISION Solution DayでEDSPの機能強化を発表した。今回注目すべき3つのポイントを紹介する。

 1つ目は、NetBackupの最新版「NetBackup 9.0」のリリースだ。今回のアップデートではストレージのバリエーションやデータリソースを拡大した。「MongoDB 4.2」のバックアップやリストア、リカバリー対応や仮想マシンのゲストOSがユーザーアカウント制御(UAC)を有効にしていてもリカバリーできる機能を追加した。

 NetBackup 9.0では、SaaSを対象にしたバックアップ機能も強化された。EDSPにHubStorのクラウドデータプラットフォーム「HubStor」を統合し、バックアップ対象のリソースや環境、シナリオパターンのさらなる拡大を図る。HubStorは2021年1月にベリタスが買収した企業の製品で「Microsoft Azure」(以下、Azure)で動作するアプリケーションのバックアップに特化する。

 2つ目は、NetBackupの新たなプラットフォームとしてスケールアウト型HCI「NetBackup Flex Scale」(Flex Scale)を採用したことだ。以前からソフトウェアや専用アプライアンスを提供するなど、ベリタスはシンプルな操作でバックアップ環境を拡張できるように努めてきたが、Flex Scaleはその延長線上にある。

 Flex Scaleは、コンテナベースでスケーラビリティを高めたバックアップ環境だ。ソフトウェアのインストールや機器の調達に手間を掛けることなく、容量が足りなければスピーディーに追加できる。大規模な回復性能が強みで、全てのデータを複数ノードでイレイジャーコーディングによって守っているため、データの信頼性とハードウェアの冗長性を確保しながら運用できる。日本市場には今後提供される予定だ。

 3つ目は、APTAREとVeritas Data Insightの連携強化だ。クラウドサービスの利用が促進される中で「自社のどこにどのようなアプリケーションとデータがあるか」を即答できる人は多くない。スピーディーに変化するビジネス環境において、保有するデータを常に把握して最適な保護戦略を立案することは難しい。

 今回の連携によって、インサイトに基づいたデータ資産の棚卸しに加えてデータの性質やストレージの特性に合わせた適切なバックアップ戦略を立案できるようになった。バックアップの失敗をアプリケーションごとにハイライトする機能も追加した。

 APTAREでは、オンプレミスのストレージから「Amazon Web Services」(AWS)やAzureなどのパブリッククラウドのストレージにデータを移行した際のコスト試算も可能だ。パブリッククラウドの情報を集計するクラウド支出ダッシュボードで長期的な支出を監視し、マルチクラウドにおけるリソースを最適化する。これによって企業は移行コストを意識してDXを推進できる。

データ保護にまつわる「思わぬトラブル」を解消

 ベリタスはこれらの戦略を、長年協力してきたハードウェアベンダーやソフトウェアベンダー、AWSやAzureなどのクラウドパートナーと連携して進める。最新技術をキャッチアップしつつ、その中で最適なデータ保護やビジネス継続を実現するものを積極的に取り込んでいく。

 複雑化の進んだIT資産には、「思ってもみなかった場所に重要なデータがあった」「相互依存する連携プロセスのために、システム全体の復旧に手間取った」「情報保管のために高価なストレージやクラウドストレージサービスを多用したため、コストがかさんでしまった」などの課題が潜んでいる。ベリタスは、EDSPを通して企業のこうした課題の解消を目指している。広がりつつあるDXギャップを埋めるヒントを、ぜひベリタスからつかんでほしい。

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提供:ベリタステクノロジーズ合同会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2021年6月4日