中堅・中小企業が知るべき、AWSを「無駄なく、簡単に、安心して」使う方法AWSのコストを削減する秘策

初期費用がなくすぐに使えるAmazon Web Servicesは、その手軽さからIT専任組織を持たない中堅・中小企業でも普及が進む。だが、「サービスの無駄遣い」による意図せぬ支出が問題になっている。

» 2021年09月27日 10時00分 公開
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「手軽で従量課金」だからこそ生じる“AWSの無駄遣い”

 日本でも“クラウドファースト”が企業ITのメインストリームとなった。「簡単かつスピーディーに導入でき、その日からすぐに使える」「従量課金で使った分だけ料金を支払えばよい」「IT専任組織がない企業でも手軽に使える」といったメリットが評価され、さまざまな業界でパブリッククラウドの活用が進む。

 パブリッククラウドの先駆けとして国内でも導入企業を増やし続けているのが「Amazon Web Services」(以下、AWS)だ。Webサーバからデータベース、さらには、データ活用サービスや最新の機械学習まで多彩なサービスを取りそろえるAWSは、中堅・中小企業でも広く利用されている。

 手軽に利用できるというメリットがある一方で、IT専任組織を持たない、あるいはIT部門が小規模のためガバナンスを効かせられない中堅・中小企業で問題となっていることがある。「それは『AWSの無駄遣い問題』です」と明かすのは、AWSを用いたシステム構築、運用サービスを提供するアイディーエス執行役員の柴田達真氏だ。

アイディーエス 執行役員の柴田達真氏

 「明確なガバナンス規定や、それを徹底する仕組みがないまま、各部門やプロジェクトが自発的に利用を進めた結果、AWSの各サービスが社内でどれだけ使われているのかを一元的に把握できなくなり、その結果、“無駄遣い”となっているケースもあります」(柴田氏)

 柴田氏が指摘するAWSの無駄遣いの例として次のようなものが挙げられる。

 「Amazon EC2」や「Amazon RDS」などで、誰がいつインスタンスを立ち上げたのかさえ分からず放置されていて、知らないうちに課金されているケースだ。

 平日の一部の時間帯しか使わないアプリケーションのインスタンスが24時間365日立ち上げられたままということもある。さらにアプリケーションデータがバックアップされ続け、ストレージ容量を不必要に消費している場合もあるという。

 このような無駄遣いを放置すれば意図せぬ支出がかさみ、本来得られていただろうAWSのコストメリットが損なわれてしまう可能性すらある。「誰でも手軽に使える」「従量課金で使った分だけ支払えばよい」というAWSの利点が裏目に出てしまっているのだ。

 「もちろん、このような状況に無関心な経営者はいません。特にコロナ禍でビジネス環境が激変し、感染対策などで支出が重荷となっている今日、不要な支出に神経をとがらせている経営者は多いでしょう」(柴田氏)

 とはいえ、IT部門が小規模もしくはIT部門が設置されていない中堅・中小企業にとって、この問題の対処は容易なことではない。「一口に『AWSの無駄遣いをなくす』と言っても、どこからどう取り組めばよいか分からない」という方が大半だろう。無駄を減らすための管理に多くの労力がかかるようでは、クラウドの魅力も損なわれてしまう。そもそも中堅・中小企業にとって重要なのは、「とにかく手間をかけずに、AWSを少しでも安く使えること」だ。

無料の「Sunny Payライト」なら利用状況を可視化。AWS利用料金も毎月5%割引でAWSサポートも利用可能

 このような事態を防ぐために最適な対応策が、アイディーエスが提供するAWS関連ソリューション「Sunny Cloud」のリセール(請求代行)サービス「Sunny Payライト」だ。同サービスの特徴について、柴田氏は次のように説明する。

 「Sunny Payライトは、無料でお申し込みいただけるAWSの請求代行サービスです。通常、お客さまはAWSと直接契約してサービスを利用されていますが、AWSの毎月の利用料金を5%割り引かせていただきます。初期費用や月々の手数料は一切いただきません。AWSアカウントをお持ちでない場合は、当社が無料で発行いたします」(柴田氏)

 1996年にソフトウェア開発、システムインテグレーション事業から始めたアイディーエスは、先進的な製品やサービスを提供するITベンチャーとして注目を集めてきた。AWSのサービスが開始されるといち早くクラウドシフトを打ち出し、Sunny CloudのブランドでAWS関連サービスを10年にわたって順次拡充。さまざまな企業のクラウドシフトを支援する中で、AWSの取扱量が大きく拡大したことによって実現したサービスがSunny Payなのだという。

 Sunny Payライトでは、AWS利用料金の5%割引の他にも、次のような特典を受けることができる。

  • 日本企業の商習慣に合うよう、日本円で請求書を発行
  • 本来は利用料の10%がかかるAWSビジネスサポートを、無料で利用可能
  • 万が一の際のAWSインフラ保険が無償付帯
  • 独自のAWS管理ポータル「Sunny View」を無料で利用可能

 「AWSビジネスサポート」とは、AWSのテクニカルおよび請求サポートサービスだ。AWSと直接契約している場合は有料だが、Sunny Payならば無料で利用できる。

 「AWS請求代行サービスの多くは、請求代行会社がサポートを提供しています。しかし、お客さまの中には『技術的なサポートはAWSから直接受けたい』という声が少なくありません。そこで、Sunny PayではAWSのエキスパートから24時間365日対応の直接サポートが受けられるAWSビジネスサポートを無料でご提供しています」(柴田氏)

 また、多くの請求代行サービスとは異なり、Sunny PayではAWSのRootアカウントも自社で持つことができる。「情報管理の観点から、Rootアカウントは自社で管理したい」という企業にとっても、Sunny Payは最適なサービスだと言える。

 万が一、AWSに障害が発生した場合に備えて損害保険を無料付帯しており、AWSの責任共有モデルにおいてAWS側が負う責任部分が補償される(注1)。例えば、セキュリティ事故が発生した際に支出する弁護士報酬、セキュリティ事故発生時の対策もしくは再発防止策に関するコンサルティング費用などが補償されるという。

 さらに、AWS管理ポータルの「Sunny View」を利用して、毎月の利用状況や利用料をグラフにして分かりやすく確認できる他、利用料が設定した金額を超えた場合にはメールでアラート通知を受け取れる。

図1 EC2インスタンスの利用料の推移が分かる画面

注1 本保険は東京海上日動火災保険との業務提携によるサービスであり、アイディーエスが保険契約者、Sunny View契約企業が被保険者となる。

「Sunny Payベーシック」でAWSの利用状況を細かく可視化し、無駄なく効率よく利用する

 こうした特典が付いたSunny Viewライトを利用することで、AWSの利用料金を簡単に5%削減できるが、さらに社内の各部門およびプロジェクトにおけるAWSの利用状況を詳細かつ手軽に可視化して「AWSを無駄なく効率よく使いたい」という担当者に好適なのが「Sunny Viewベーシック」だ。これはSunny Viewライトの内容に加えて、AWS管理ポータルのフル機能版「Sunny View Professional(注2)」が提供されるサービスだ。

注2 Sunny View Professionalは、AWS ISVパートナーパスでAWSファンデーショナルテクニカルレビュー(FTR)を完了しているソリューション。AWS ISVパートナーパスは、AWSで実行またはAWSと統合されているソフトウェアソリューションを提供する企業のための厳選されたパスであり、またAWSファンデーショナルテクニカルレビュー(FTR)は、ソリューションがセキュリティ、信頼性、運用性に関する AWS Well-Architected Frameworkのベストプラクティスを採用していることをAWS パートナーソリューションアーキテクトが検証するレビュー。

 Sunny View Professionalは、AWS管理に関して次に挙げる多彩な機能を備えており、誰でも簡単にAWSを無駄なく効率よく使うことができる。

 まずは、インスタンスの起動および停止を自動化する機能だ。立ち上げたままにしておく必要のないAWSインスタンスについて、起動と停止の時間を簡単に設定できる。

 インスタンス管理支援(インスタンスオーナーの明確化)の機能を使えば、各AWSインスタンスにタグを付けることで、それぞれのインスタンスのオーナーを明確にできる。

 コストの可視化や最適化を支援する機能も豊富だ。「Sunny View Professional」独自のユーザーおよびグループ管理機能を使えばグループ(組織)やプロジェクト単位でコストの集計結果を可視化できる。利用料金分析、予測機能によって、AWSのサービスごとの先々の利用料も予測可能だ。

図2 Sunny View Professionalの利用料金予測画面

 AWS稼働状況モニターの機能によって、AWSが提供する利用状況監視ツール「Trusted Advisor」と連携し、使用率の低いAWSインスタンスやストレージ、Redshiftクラスタなどを見つけて停止したり、セキュリティ設定が適切に行われているかどうかを確認して修正したりできる

 アイディーエス社内で各部門が実務で利用しているAWSアカウントをSunny View Professionalを使って管理したところ、大幅なコスト削減を実現できたと柴田氏は明かす。

 「このアカウントは社内の各部門で分散利用しており、誰がどのインスタンスをどう使っているのかを把握しづらいアカウントの典型でしたが、Sunny View Professionalで各部門が利用するサービスの利用量を可視化し、不要なインスタンスやバックアップを停止するなどのムダ取りを進めたところ、最終的にAWS利用料を20%も削減できました」(柴田氏)

 Sunny Payベーシックは、AWS利用料の10%(注3)の料金で使うことができる。まずは無料のSunny Payライトで試し、効果を実感してからSunny Payベーシックに移行するといったことも可能だ。

注3 前出の5%割引適用前のAWS利用料の10%がSunny Payベーシック利用料金として加算される。

 なお、Sunny Payの他にも、Sunny Cloudではハードウェアの老朽化に伴うオンプレミスからAWSへの移行支援やAWSへのアプリケーションの最適化(モダナイゼーション)支援など、AWSに関するさまざまなソリューションを提供している。まずはSunny Payから始めてみてはいかがだろうか。

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提供:株式会社アイディーエス
アイティメディア営業企画/制作:アイティメディア編集局/掲載内容有効期限:2021年10月26日

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