“リソース不足の中堅・中小の情シスにうれしい”情報コミュニティーとは?Microsoft 365にまつわる「ちょっと聞きたい」に応える

「Microsoft 365を活用したいが、リソース不足で学ぶ暇がない。だが有償サポートを依頼する予算もない……」と困っている情報システム部門担当者はいないだろうか。無償でこの問題を解決できる方法を紹介する。

» 2022年06月23日 10時00分 公開
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 「Microsoft 365」はビジネス活動を支援する多くの機能を提供しており、今や日々の業務に欠かせない存在だ。中堅・中小企業向けの標準プラン「Microsoft 365 Business Standard」でも、クラウドストレージの「OneDrive for Business」や社内ポータルサイトを構築できる「Microsoft SharePoint Online」など利用可能な機能は多岐にわたる。

 上位版の「Microsoft 365 Business Premium」はスタンダード版の機能に加え、ID管理の「Microsoft Azure Active Directory Premium P1」やMDM(Mobile Device Management:モバイルデバイス管理)の「Microsoft Intune」も利用できる。

 ただしMicrosoft 365は多機能故に導入後の課題も山積みだ。社内に定着、浸透させて従業員がこの全てを使いこなせるようにするには、情報システム部門が製品を熟知して適切な利用をサポートする必要がある。しかし、中堅・中小企業には情報システム部門担当者が1人もしくは数人のケースも珍しくなく、相談相手にも事欠くありさまだ。リセラーの有償サポートを契約する手段もあるが、コスト削減が欠かせない中堅・中小企業としては選択しづらいという実情がある。

 こうした中堅・中小企業におけるMicrosoft 365の課題解決を手助けするため、ソフトクリエイトは有償サポート並みの伴走型支援を無償で受けられるコミュニティー「ソフクリ365倶楽部」を運営している。

中堅・中小の情報システム部門担当者が集うコミュニティーを提供

 ソフクリ365倶楽部は「ちょっと聞きたい」が聞けるMicrosoft 365コミュニティーだ。中堅・中小企業の情報システム部門担当者が、Q&A方式でMicrosoft 365にまつわる不安や疑問を解消する場である。50〜500人規模の企業に属する情報システム部門担当者を中心に、現在約950人が参加している。ソフクリ365倶楽部を運営するソフトクリエイトの松田尚也氏(企画統括部 戦略ビジネス部 技術推進G 部長)は同コミュニティーを設立した背景を次のように語った。

ソフトクリエイトの松田尚也氏

 「中堅・中小企業の中には、限られたリソースでシステムの導入から運用管理までを回しているところもあります。こうした企業の情報システム部門担当者には、Microsoft 365の導入後に何か壁に突き当たっても相談し合える“仲間”がいないのです。そこで『当社の知見を生かして何かできることはないか』と考えたのがコミュニティー設立のきっかけです。中堅・中小企業は人的リソースだけでなく予算も限られがちなため、有償サポートではなくMicrosoft 365ユーザーが互いに知恵を出し合って問題を解決する場を提供してみてはどうかと考えました。ソフクリ365倶楽部は『皆で助け合おう』がキーワードです」(松田氏)

ソフトクリエイトの山口泰志氏

 これはMicrosoft 365に限った話ではないが、クラウドサービスを利用する上では「含まれるツールや機能が多く全てを把握できない」「アップデートスパンが短いためキャッチアップできない」などの悩みが挙がるケースも多い。「最初は技術系ブログによるサポートも考えましたが、一方通行ではなく双方向のコミュニケーションによってMicrosoft 365導入後も顧客接点を維持したいと考えて最終的に会員コミュニティーを選びました」と語るのは、ソフトクリエイトの山口泰志氏(企画統括部 戦略ビジネス部 技術推進G 技師)だ。

 ソフクリ365倶楽部は当初、「Microsoft Teams」のサポートコミュニティーとして始まった。だが顧客から相談を受けているうちにMicrosoft Teams以外にも課題があることに気付き、Microsoft 365全般の課題を扱うようになった。

 同コミュニティーではMicrosoft Teamsのチームに複数のチャネルを作成し、参加者はアプリケーションごとに疑問や不安を他の参加者に質問できる。互いの得意分野で助け合う思想や、技術に触れることで知的好奇心を満たしつつ和気あいあいとした雰囲気を楽しめるのが特徴の一つだ。

 ソフトクリエイトの情報システム部門担当者も積極的にコミュニティーに参加しているが、答えを直接教えるのではなく、あくまでも答えを導き出す立場にとどまっているのもポイントだ。

 「ユーザーの課題解決の一助になればとの思いから、当社の情報システム部門担当者も積極的にコミュニティーに参加しています。しかし、相談が投稿されてもアドバイスはしますが解決策までは提示しません。われわれはMicrosoft 365のスペシャリストなのでつい答えを教えたくなりますが、あえてアドバイスまでにとどめています。当コミュニティーはユーザー同士が助け合い問題を解決する場だからです。それがコミュニティーの活性化につながっています」(松田氏)

Microsoft 365をより深く理解する会員限定コンテンツを用意

 ソフクリ365倶楽部には2種類の会員がある。

 一つが無償で登録できる「Web会員」だ。会員専用サイトを通じて各ソリューションに関する情報の閲覧やダウンロードができる。イベントや勉強会、オンラインセミナーへの参加の他、メールマガジンも取得できる。

 もう一つがソフトクリエイトとCSP(Cloud Solution Provider)契約をしている会員を対象にした「プレミアム会員」だ。CSPとは、Microsoftに販売代理店として登録された事業者からサービスを購入する契約形態を指す。プレミアム会員はWeb会員向けのサービスに加えて、Microsoft Teamsに関するドキュメントやオンラインコミュニティーへの参加資格が得られる。また、ユーザーコミュニティーやユーザー座談会への参加権、限定キャンペーンなどの特典も受けられる。

Web会員とプレミアム会員で受けられるサービス内容。上図の01〜04がWeb会員、01〜07までがプレミアム会員で受けられるサービス(出典:ソフトクリエイトのWebサイト)

 オンラインセミナーのテーマは多岐にわたる。一例を挙げると、最近では「Microsoft Defender for Business」を題材とした「Microsoft 365でEDRを使ってみよう〜運用と脅威への対処方法を理解する」を開催した。管理画面やアラート通知設定、アラート発生時、脅威の駆除失敗、過検知への対応など、Microsoft Defender for Businessを未導入でも使い方を学べる内容だ。

ソフトクリエイトの石田愛笑氏

 このテーマを題材とした背景について、ソフトクリエイトの石田愛笑氏(マーケティング部 副主任)は「Microsoft Defender for Businessはリリースされて間もなく、『使ってみたいけど何ができるのか分からない』『従来のEDRソリューションと何が違うのかを知りたい』『設定をデフォルトのまま使っていいのか』といった疑問をユーザーが抱えていたため、これを解消したいと考えました」と説明する。

Microsoft製品に関する幅広い相談ができるコミュニティーを有効活用しよう

 ソフクリ365倶楽部にはMicrosoft Intuneの設定、Microsoft Teamsのチーム管理や社内浸透などの質問が近ごろは多く寄せられている。また、ゼロトラストセキュリティへの関心の高まりもあり、クラウドベースでID認証や条件付きアクセス機能を実現する「Azure AD」に関するトピックも豊富だ。

 ソフトクリエイトはActive Directoryのコンサルティングから設計、構築・導入、活用までをサポートする「Active Directory トータルサービス」を提供するなど、Active Directory関連のサービスを強みとしている。ソフクリ365倶楽部はまさに相談するのにうってつけのコミュニティーだと言えるだろう。

 事実、同社の顧客の7割はオンプレミスのActive Directoryを利用しているが、最近は従来のオンプレミスの認証基盤からIDaaS(IDentity as a Service)への移行を検討する企業も増えており、「オンプレミスのActive DirectoryをやめてAzure ADに移行したい」と相談を受けることもある。

 コミュニティーに投稿される課題には、情報システム部門向けの管理ツールだけでなく利用部門向けのツールに関するトピックもある。中堅・中小企業の場合、社内ポータルサイトを独自で構築するのはハードルが高く、コストが問題に挙がるケースが多い。そのためMicrosoft SharePoint Onlineの効率的な利用方法を尋ねるMicrosoft 365ユーザーが増加中だ。業務改善の観点から「Microsoft Power Platform」に関する相談もこのところ寄せられている。

 ソフクリ365倶楽部は、ソフトクリエイトの従業員が実践したMicrosoft 365ツールの活用事例も紹介している。ここでは代表的な2つの事例を挙げていこう。

 1つ目は入社1年目の新入社員がRPAツール「Microsoft Power Automate」で営業部門向けアプリを開発した事例だ。案件取得時に「Microsoft Forms」に内容を入力し、Microsoft Power AutomateがMicrosoft Teamsに投稿する仕組みを開発した。営業部門は同アプリを、Microsoft関連の案件支援を依頼する際のヒアリングシート作成や、パートナーとの案件登録管理に利用している。

 もう一つが、「Microsoft Dynamics 365」とSalesforceのデータ連携・集約を目的にETLツール「Azure Data Factory」を活用した事例だ。こちらの事例は「デコのDX日記『社内の情報系システム統合』やってみた」というタイトルで、10回にわたる連載形式で公開されている。

 製品導入はゴールではなく、これを使いこなし自社の事業に貢献してこそ初めて意味がある。これを主導するのは情報システム部門担当者の役目だ。「Microsoft 365を十分に使いこなせていない」と一人で悩んでいるなら、気軽に利用できる外部コミュニティーを利用してみてはいかがだろうか。

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提供:株式会社ソフトクリエイト
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2023年4月7日

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