ENEOS、デジタル戦略実現に向けて「RISE with SAP」を採用

SAPジャパンは、ENEOSがSAPのクラウドERPである「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」を採用したと発表した。

» 2024年02月20日 07時00分 公開
[大島広嵩ITmedia]

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 SAPジャパンは2024年2月19日、ENEOSがSAPのクラウドERPである「SAP S/4HANA Cloud」を中核とするクラウドオファリング「RISE with SAP」を採用したと発表した。

デジタル戦略の実現に向けたRISE with SAP

 エネルギー事業の大手ENEOSは、「ENEOSグループは、『エネルギー・素材の安定供給』と『カーボンニュートラル社会の実現』との両立に向け挑戦します。」という長期ビジョンの達成に向けて、「確かな収益の礎の確立」「エネルギートランジション実現への取り組み加速」「経営基盤の強化」を方針に掲げている。

 また、「ENEOSデジタル戦略」においては「【ENEOS-DX Core】基盤事業の徹底的な最適化」「【ENEOS-DX Next】成長事業の創出と収益拡大」「【カーボンニュートラルに向けたDX】エネルギートランジション実現の加速」を具体的なテーマとし、その原動力であるデジタル人材育成やデータ活用、ITガバナンス、共創機会の強化に取り組んでいる。

 同社はSAP S/4HANAを利用してきたが、ENEOSデジタル戦略の実現に向けて、環境変化に対応できるシステム基盤としてRISE with SAPへの移行を選択した。

 SAPは、「クラウド型ERPであるSAP S/4HANA Cloudサービスの提供のみならず、Customer Value Journey(CVJ)モデルに基づくCustomer Engagementを提供することにより、ENEOSが掲げる長期ビジョンの実現を継続的に支援する」としている。

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