迫るWindows 10のサポート終了 移行の負担を軽減する“具体策”とは

アプリケーションの互換性チェックやPCの展開作業など「Windows 11」への移行作業は多岐にわたり、それが移行を遅らせる原因でもある。Windowsのスムーズな移行を支援するために、SB C&Sは「Windowsマイグレーション相談センター」を開設。移行に関わる情報提供から移行支援にまで及ぶ包括的なサポートの詳細を聞いた。

» 2024年06月28日 10時00分 公開
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 2025年10月に「Windows 10」のサポートが終了する。多くの企業のIT部門は「Windows 11」への移行準備に追われていることだろう。コロナ禍に伴いテレワークへの対応のために用意したPCがリプレース時期に差し掛かっている他、教育機関は小中学校や高等学校の児童、生徒1人に学習用端末1台を配布する「GIGAスクール構想」の一環で導入したPCのリプレースも考えなくてはならない。

 Windows 11への移行をどのように進めるのが最善なのだろうか。「Windowsマイグレーション相談センター」を開設するなど、Microsoftと密に連携するディストリビューターのSB C&Sに聞いた。

photo SB C&Sが運営するWindowsマイグレーション相談センター

本格的に始まるWindows 11移行 残された課題は

 Windows 11への移行を前に、OSの移行には課題が付きものだと説明するのはSB C&Sの高野 智氏(「高」ははしご高)(ICT事業本部 システム基盤推進本部 ハードウェア販売推進第1統括部 販売企画室 室長)だ。

 「利用しているアプリケーションが問題なく動作するか、設定の難易度はどうか、従業員に出社してもらう必要があるのか、移行対象のPCや対応すべき拠点が多い場合はどうするかなど、さまざまな課題が出てきます。『Windows 10のままでも平気なのでは』と思っている企業も少なからずあります」(高野氏)

 ビジネスPCの場合、OSのアップデートは更新ボタンを押せば終了とはいかないのが難しいところだ。社内システムや企業が独自に開発したアプリケーションの互換性検証、設定内容を記録したイメージファイル(マスターデータ)の準備と展開方法の検討などやるべきことは多岐にわたる。

 Windows 11への移行は経営層の判断にも左右される。サポートが終了したOSを使い続けるリスクやOSの新機能を活用することで得られるメリットなどを経営層に理解してもらい、OSの移行をコストセンターとせず必要な投資だと認識してもらうことが重要だ。

“AI時代”を歩むためのWindows 11

 Windows 11に移行するメリットの一つが、近頃ニーズが高まっているMicrosoftの生成AIアシスタント「Microsoft Copilot」だ。Windows 11にはMicrosoft Copilotが標準搭載されており、情報の検索や質問、画像編集などをサポートする。「Microsoft 365」向けのCopilot機能「Microsoft Copilot for Microsoft 365」ならば、Wordでの文章生成やExcelでのデータ分析支援、Teamsで実施した会議の議事録作成などの機能を生かして業務を効率化できる。

 Windows 11の導入に合わせてビジネスPCをリプレースする場合は、AI処理に必要なスペックを備える「AI PC」が選択肢に入る。手元のPCで高度な処理ができるので生産性の向上が期待できる。学習データは外部に送信されない仕様なので、データ保護の観点でも安心できる。Windows 11は“AI時代”のビジネスを支えるPCになると高野氏はみている。

 もちろんセキュリティの観点面から、サポート切れのOSを使い続けるリスクも無視できない。新手のサイバー攻撃を防げない、脆弱(ぜいじゃく)性への対応が困難になるなどの危険性が残る。

 Windows11は、基本的なマルウェア対策として「Microsoft Defender」を標準搭載している。Windows 10にも搭載されているが、サポートが切れればセキュリティリスクが増大する。また、Windows 11ではストレージ内のデータの暗号化と暗号鍵の保護をハードウェアのセキュリティチップで実現する「TPM2.0」が必須になった。Windows HelloやBitLockerなどのセキュリティ対策が強化されることで安全性が高められる。

 Windows 11への移行は短期的に見るとコストと捉えられがちだが、中長期的には意味のある投資になるといえる。

Windows移行の負担を減らすポイントは?

 アプリケーションの互換性やデータ移行などに少なからずハードルがあるのは今も昔も変わらないと話すのは、SB C&Sの萩原隆博氏(ICT事業本部 技術本部 第3技術部 2課)だ。今はクラウド経由でPCの設定ができる「Windows Autopilot」やクラウドストレージ「Microsoft OneDrive for Business」など、作業負担を抑える仕組みが用意されている。これらをどう活用するかが移行計画を考える上でのポイントだと指摘する。

 しかし昨今はSaaSの利用が増えてきたこともあり、移行のハードルが下がっていると高野氏は説明する。基幹システムもクラウドシフトが進んでいたり仮想化技術が進歩したりと、OSのバージョンがアプリケーションに与える影響は少なくなってきた。

 SB C&Sの土居 里佳子氏(ICT事業本部 システム基盤推進本部 ハードウェア販売推進第1統括部 販売企画室 2課)は「Microsoftは、Windows 11とWindows 10の互換性が99.7%だと発表しています。利用しているソフトウェアが残りの0.3%に該当していた場合でも、Microsoftが専用サポートを用意しているので移行の負担は小さくなるでしょう」と話す。

 移行の課題には互換性だけではなく、デバイスへの展開やアプリケーションのインストール作業、セットアップの作業場所の確保など情報システム担当者の負担も大きい。こうした課題に対して、Windows Autopilotが負担の解消の一助となる。

 Windows Autopilotは、クラウド経由でOSの展開やセットアップができるツールだ。Windows Autopilotを使用すれば、従業員は手元に届いた新しいPCの電源を入れ、ネットワークに接続、ログオンするだけで自動的にPCのセットアップが完了する。

 「Microsoft Intune」で設定と連携を行うことでPCの設定やアプリケーションのインストールを自動化でき、OSのセットアップやキッティング作業の工数を大幅に削減できる。こうした仕組みを生かすことで、Windowsの移行にかかる負担を低減できる。

 Microsoft Intuneや「Microsoft Entra ID」 (旧称:Azure Active Directory)と連携することで、PCに不具合が発生した場合に遠隔で対応できるメリットもある。このタイミングでMicrosoft Entra IDなどのシングルサインオンを使ったユーザー管理の仕組みを整えるのもよいと高野氏はアドバイスする。

移行をサポート Windowsマイグレーション相談センターの支援とは

 企業のWindows移行を支援するために、SB C&SはWindowsマイグレーション相談センターを立ち上げた。頻繁にアップデートされる情報をキャッチしながら、Microsoftと密に連携してパートナーやユーザーの要望に沿ったWindowsの移行手段や参考情報を提供する。

photo Windows移行の支援内容(クリックで拡大/出所:SB C&Sの提供資料)

Windows Autopilotを使った移行支援サービス

 Microsoft Entra IDとMicrosoft Intuneの設定作業における要件定義から環境設定、展開までの全工程を支援する。「Microsoft Intuneではさまざまなデバイス設定が可能なので迷うこともあります。SB C&Sが必要な設定の選定から展開まで担うことで、担当者の負担を減らせます」と高野氏は意図を話す。

豊富な支援コンテンツ

 Windows Autopilotの概要やメリット、ユースケース、設定例、構築手順などの情報をまとめた手順書や解説動画を公開している。

パートナー様向け資格支援

 Microsoft認定資格の取得を支援するパートナー企業向けのサポートメニューを用意している。Microsoft Intuneの取り扱いやクラウド経由でのデバイス管理を含めた提案が可能になる「ゼロタッチデバイス管理パートナー」や、GIGAスクール構想など文教に特化した「GIGAソリューションパートナー」の資格取得を支援している。

photo ゼロタッチ展開設定支援サービスの概要。支援内容は変更になる場合がある(クリックで拡大/出所:SB C&Sの提供資料)

 まずはWindowsマイグレーション相談センターにアクセスしてみてはいかがだろうか。Windows 11への移行やWindows Autopilotに関する情報が整理されているので、今後の業務の参考になるはずだ。

GIGAスクール構想にも注力 PC移行もMicrosoft 365活用も支援

 GIGAスクール構想初期に導入されたWindows 10のPCは約270万台で、これらのPCの更新が2025年ごろから準備が始まる。その対応にもWindows Autopilotが有効だ。進級時のPC設定の変更や、転校時のデータ消去、PCの不具合などに遠隔で対処できる。

 SB C&Sは上記に加えて1台当たり5万5000円の補助金を活用した支援パッケージの提供準備を進めている。各PCメーカーのGIGAスクール用端末の情報や、先生や生徒向けのMicrosoft 365ライセンス「Microsoft 365 Education」のプラン情報の提供を含む包括的なサポートをしていく。

 「さまざまな情報があふれており、準備にお困りの自治体や教育現場、販売店さまもいらっしゃいます。SB C&SはMicrosoftと密に連携しているからこそ、最新情報をタイムリーに入手・整理してお伝えできます。ライセンスの購入方法やゼロタッチでのPCの展開方法など、ご不明な点がございましたら当社までお気軽にご相談いただけますと幸いです」(高野氏)

Windowsのお悩みを包括支援 SB C&Sに相談を

 Windows 11への移行対象のPCは法人において約2600万台、2025年から始まるGIGAスクール構想での更新需要はWindows以外のOSも全て含めて900万台以上と見込まれている。PCの需要が増える中、PCの確保が困難になることも予想される。SB C&Sはマルチベンダーとして多数のPCメーカーの機種をそろえているので、ソフトウェアの移行支援だけでなくハードウェア面でも力になれると高野氏は強調する。

 「当社はディストリビューターとして情報をスピーディーにキャッチして販売店さまやエンドユーザーさまに届けることがミッションです。スムーズな移行をサポートするための技術チームが日々検証を進め、PCも幅広く用意しています。Microsoft 365やMicrosoft AzureなどMicrosoft製品のサポートチームがパートナー企業やエンドユーザーを包括的にご支援できる体制を整えています」(土居氏)

 まずはWindowsマイグレーション相談センターのWebサイトで自社が取り組むべきタスクを把握して、それでも不安が残るようであればSB C&Sに相談してみるといいだろう。

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提供:SB C&S株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2024年7月4日