ボーダフォン、FeliCa携帯を2005年10月に発売
ドコモ、KDDIに続きボーダフォンもFeliCa携帯の投入を決めた。2006年度以降発売の携帯電話には標準搭載を目指す。
ボーダフォンは2月24日、フェリカネットワークスと非接触ICチップ「モバイルFeliCa」の携帯電話搭載で合意したと発表した。
2005年10月をめどにモバイルFeliCa搭載携帯電話を国内で発売、2006年度以降発売の携帯電話には標準搭載を目指す(プリペイドを除く)。
全世界のVodafoneグループ全体での端末調達を旨とする同社だが、「日本の市場を見たときに、このサービスは必須」(ボーダフォン)ということで、導入を決めた。
これまでボーダフォンはFeliCaのほかに、住民基本台帳などに使われるTypeBなども検討してきた(5月11日の記事参照)。また内蔵型ではなく、SDカード型の抜き差しできる非接触ICチップを検討、試作してきた経緯がある。
「抜き差しできるものに対しても引き続き検証していく。まず今回は内蔵型から」(ボーダフォン)
モバイルFeliCaの動作は、ネットワークを通じて電子マネーのバリューをチャージできたり、残高を携帯画面で確認できたりと、基本的にはドコモと同様になる見込み。対応サービスは、「交通系、電子マネー、ポイントサービスなどをサービスプロバイダーと協力して提供する」としており、具体的な内容は未定。「JR東日本などと話を進めているのは事実だが、時期は未定」(ボーダフォン)
国内携帯3社がモバイルFeliCa採用
モバイルFeliCa搭載携帯電話は、NTTドコモが「おサイフケータイ」として発売済み。既に200万台を販売した(2月22日の記事参照)。KDDIも2005年秋にモバイルFeliCa搭載携帯電話を発売し、2006年度以降の1X WIN端末では標準搭載していく計画。
ボーダフォンがモバイルFeliCa搭載を決めたことで、携帯3社が標準搭載に向けて動き出したことになる。
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