中央無線タクシー協同組合とビットワレットは4月10日、中央無線タクシーに加盟しているタクシー全車両で、8月からEdyを導入すると発表した。
中央無線タクシー協同組合は32社からなり、営業車両数は2552台。東京23区、武蔵野市および三鷹市を中心に営業している。同組合ではEdyを導入した理由について、これまでのカード決済と違い、オフラインで行われるため、運賃の支払い時に通信環境を気にしないで済むこと、小銭・釣り銭のやり取りがなくスピーディーに支払えることなどを挙げている。
4月1日現在、Edyの累計発行数は約1700万枚で、そのうちおサイフケータイは約290万台。Edyが利用可能な店舗数は約3万1000点となっている。
Edyは中央無線タクシーの他、ANZEN、飛鳥交通などのタクシー会社でも導入されている(3月2日の記事参照)。首都圏におけるタクシーへのFeliCa決済導入としては他に、神奈中タクシーがQUICPayを、東京無線協同組合が「iD」を導入している。
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