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11月25日TOICAスタート、キャラクターは「ひよこ」に :まずは名古屋からスタート
JR東海のICカード「TOICA」が、25日からスタートする。キャラクターの「ひよこ」を使った記念乗車券が発売されるほか、名古屋駅では開始記念セレモニーも。
東海旅客鉄道(JR東海)の非接触ICカード「TOICA」が、11月25日から利用できるようになる。TOICAは、「TOkai Ic CArd」の略称で、JR東日本の「Suica」(特集参照)やJR西日本「ICOCA」と同様、日本鉄道サイバネティクス協議会が定めたサイバネ規格に対応する、FeliCaを利用したプリペイドタイプのIC乗車券だ。
25日からTOICAを利用できるのは、東海道線の二川〜関ヶ原駅間、中央線の名古屋〜中津川駅間、関西線の名古屋〜四日市駅間、武豊線の全線で、計74駅。
また、TOICAのイメージキャラクターが「ひよこ」であることも明らかになった。毎日のように利用する在来線のキャラクターとしての親しみやすさと、羽ばたき進化していく可能性を感じさせる成長性を表すことから、ひよこに決定したという。
また、TOICAのサービス開始を記念して、特別デザインの記念カードが、25日から1万枚限定で発売される。価格は2000円で、そのうち利用できるのは1500円、500円分はデポジット料となる。TOICAは大人用と子供用の両方が発行されるが、記念カードは大人用のみ、また定期券機能が追加できない仕様になっている。
なお、11月25日9時半より、名古屋駅のコンコースでTOICAのサービス記念セレモニーが行われる。会場にはデモ用の改札機を置き、実際にTOICAを使える体験コーナーを設ける。
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