ドコモのおサイフケータイ契約数が2000万を突破
NTTドコモは、同社のおサイフケータイ対応端末の契約数が2000万件を超えたと発表した。2006年1月に1000万件を達成してから、約1年で倍増したことになる。
NTTドコモは3月9日、同社のおサイフケータイ対応端末の契約数が3月8日に2000万件を超えたと発表した。
おサイフケータイは2004年7月10日にサービスを開始、約1年後に500万契約を超え、2005年9月末に約650万契約に達した(2005年10月の記事参照)。2006年1月には1000万件を達成(2006年1月の記事参照)、その後約1年で倍増したことになる。
同社の携帯電話契約数は、2月末現在で5232万3100件で(3月7日の記事参照)、ドコモユーザーの約38%がおサイフケータイを持っていることになる。
この急速な普及の背景としてドコモは、対応端末の充実と利用シーンの拡大を挙げている。当初おサイフケータイは「903iシリーズ」といった、ハイエンドモデルな90xiシリーズを中心に対応していたが、現在は「703iシリーズ」などのスタンダード機を含む幅広いラインアップに搭載されている。利用シーンも、「Suica」など定期券・乗車券の対応や、「Edy」「iD」「QUICPay」といったさまざまな電子マネーや非接触決済サービス、「トルカ」を利用したケータイクーポン、会員証、ポイントカードと分野が広がっており、おサイフケータイを利用できる店舗は現在20万以上になる。
ドコモは、広がるおサイフケータイサービスに対応するため、端末のICカード容量を拡大したほか、機種変更の際にデータを一括で移行する「iCお引っこしサービス」や、端末の紛失時に遠隔操作でロックをかけられる「おまかせロック」を提供するなど、利便性やセキュリティ機能を充実させている。
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