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Intel増収増益――マイクロプロセッサ出荷は過去最高
Intelの7〜9月期決算は、売上高は前年同期比15%増、純利益は同43%増。販売増やコスト減により、粗利益率も向上している。
米Intelが10月16日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、売上高は101億ドルで前年同期比15%増、純利益は43%増の18億6000万ドル(1株当たり31セント)だった。
同社では9月に業績予想を上方修正し、売上高94億〜98億ドルとみていたが、それを上回る決算となった。
マイクロプロセッサの出荷量は過去最高を記録。チップセットおよびフラッシュメモリの出荷台数も過去最高となった。粗利益率は52.4%で、4〜6月期の46.9%を上回った。理由としては、マイクロプロセッサの販売台数増加、45ナノメートル技術立ち上げ費用とプロセッサ製造費用の低減などを挙げている。
第4四半期については、売上高を105億〜111億ドルとみている。粗利益率はさらに向上し、57%前後となる見通しだという。
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