連載
driverquery――PCにインストールされたドライバおよびその詳細をリスト:スーパーユーザーのためのWindowsコマンド再入門
GUI全盛の時代にあっても、コマンドラインが利用できれば便利な場面が多いのも事実だ。本連載では、スーパーユーザーを目指すあなたのためにWindowsのコマンドラインを1つずつ解説していく。今回はdriverqueryだ。
driverquery――PCにインストールされたドライバおよびその詳細をリスト
UNIX/Linuxでは「(lsmod)」
ハードウェアを接続する場合、その都度新しいデバイスドライバをインストールするが、driverqueryはそのインストールされたデバイスドライバのリストを作成するコマンドである。driverqueryでは、リストの出力形式を表、リスト、カンマ区切り(CSV)から選択でき、デバイスドライバのバージョン、動作モード、署名の有無などの詳細も確認できる。また、ネットワークを介して別のWindows PCにインストールされているデバイスドライバ情報の取得も可能だ。
オプション | 使用例 | 詳細 |
---|---|---|
/v | driverquery /v | インストール済みのデバイスドライバの詳細リストを表示する。「/si」オプションとの併用はできない |
/si | driverquery /si | デバイスドライバのリストとその署名情報を表示する。「/v」オプションとの併用はできない |
/fo 出力形式 | driverquery /fo csv > driverlist.txt | デバイスドライバのリストの出力形式を指定する。使用例では、カンマ区切り形式(CSV)でdriverlist.txtに出力する。出力形式には、「csv」のほか、「list」や「table」が指定可能 |
/s PC名 /u ユーザー名 /p パスワード | driverquery /s winpc01 /u winpc01\administrator /p winpcpassword | リモートPCのデバイスドライバを取得する際のアカウント情報を指定する。使用例では、PC名「winpc01」に管理者アカウント(administrator)でアクセスしている |
関連記事
- sort――テキストファイルを行単位で並べ替え
- taskkill――実行中のタスク/プロセスを終了
- tasklist――実行中のタスク/プロセスを表示
- at――指定時刻にアプリケーションを実行
- set――環境変数の表示/設定
- fc――ファイルの比較
- compact――ファイルの圧縮/標準、およびフォルダの圧縮/標準指定
- cacls――ファイルのアクセス権(ACL)設定
- rd(rmdir)――フォルダの削除
- del(erase)――ファイルの削除
- more――ファイルなどを1画面ずつ表示
- attrib――ファイル/フォルダの属性変更
- ren(rename)――ファイル名の変更
- move――ファイルの移動、ファイル名やフォルダ名の変更
- xcopy(copy)――ファイルおよびフォルダのコピー
- iisreset――IISの起動・終了・ステータスの確認、およびPCのリブート
- winmsd――Windowsのシステム情報を表示
- start――アプリケーションの実行
- runas――ログオンしているユーザー以外の権限でアプリケーションを実行する
- ipconfig――TCP/IPネットワークの構成情報の表示
- cd(chdir)――ディレクトリの移動
- dir――ディレクトリとファイルの一覧
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.