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日本IBM、部門単位のバックアップ向けテープライブラリを発表
1Uサイズの筐体内に9つのカートリッジスロットを持ち、最大14.4Tバイトのデータを保管できるテープライブラリを、日本IBMが発表した。
日本IBMは9月18日、大容量のデータをバックアップできるテープライブラリ「IBM System Storage TS2900 テープ・オートローダー」を9月19日に出荷すると発表した。価格は65万2470円から。
同製品は、部門ごとのシステム単位でデータをバックアップするのに適した製品。1Uサイズの筐体内に9つのカートリッジスロットを持つ。LTO第4世代の規格に準拠しており、最大14.4Tバイトのデータを保管できる。データの転送速度は1秒当たり最大120Mバイト。LTO第3世代のテープカートリッジの読み書きや、LTO第4世代のテープカートリッジとの混在管理も可能。
テープライブラリを遠隔から管理できる専用のソフトウェアも提供するほか、ハードウェアによるデータの暗号化も実装できる。対応する環境はWindows、Linux、IBM AIX、Solaris 10など。各種サーバとの接続には、SAS(Serial Attached SCSI)ケーブルを利用する。
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