「高専カンファレンス2008 Winter in 東京」をミラクル・リナックスが支援
高専生による勉強会「高専カンファレンス」をミラクル・リナックスが支援することが明らかになった。高専という文化がIT業界に広がりをみせている。
ミラクル・リナックスは10月16日、高等専門学校の卒業生および現役生を対象としたプレゼンテーション型技術勉強会「高専カンファレンス2008 Winter in 東京」を支援すると発表した。
7月に経営陣を刷新したミラクルだが、このとき代表取締役社長最高経営責任者に就任した児玉崇氏は、今後のミッションとして「OSSのリーディングカンパニーとして、OSSコミュニティーとビジネスの世界をつなげ、双方の利益を作り出す」を掲げていた。すでに多くのコミュニティーにセミナールームを開放するなど、有言実行を続けている。
高専カンファレンスは、2008年6月に高専卒業生の有志たちにより立ち上げられ、第1回目は6月14日に東京で、第2回目は9月13日に札幌で、それぞれ開催されている。12月6日に開催予定の第3回をミラクルは支援、セミナールームの貸し出しや開催告知活動で支援する。
第3回では、技術・科学各分野を他分野の人に分かりやすく説明することを目的に、IT、工業デザイン、経営、物理など多様性に富んだ発表を予定しているという。自身も鈴鹿高専の卒業生でもある児玉氏は「高専生から社長への道のり」というセッションを予定しているほか、まちゅダイアリーでもおなじみの松岡浩平氏(久留米高専卒)による「OpenIDでWebの認証をもっと便利に」、高専流英語攻略法などでも知られる五十嵐邦明氏(群馬高専卒)による「量子力学と量子暗号の簡単なおはなし」など、興味深いセッションが並ぶ。
参加費は無料で、会場はミラクル・リナックスのセミナールーム。定員に限りがあり、現在(10月17日午前10時30分時点)ですでに予定していた定員を超えている。以後はキャンセル待ちとなる見込みだが、興味がある高専生(卒業生含む)方は参加登録を行うのもよいだろう。なお、当日の様子はUstreamでライブ配信されるほか、IRCも用意されている。
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