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大和証券グループ本社、役員会議に液晶ペンタブレットを活用:ペーパーレス化で紙資料を削減
会議資料を電子化して紙の資料を減らすことを狙いとして、大和証券グループ本社は液晶ペンタブレットを用いた会議システムを運用している。資料の置き忘れをなくせるなど、情報漏えいの防止にも役立っている。
大和証券グループ本社は、液晶ペンタブレットを利用した会議システムを導入し、5月に運用を開始した。会議をペーパーレスにして、従来使用していた紙の資料の削減を目指す。ツールを提供したワコムが11月26日に発表した。
同社は、資料の事前配布や議事録作成の効率化を図るため、役員会議室に数十台の液晶ペンタブレットを導入。液晶ペンタブレットから発表資料に直接書き込みができ、資料に書き込んだメモをデータとして残すことが可能。資料を一元管理し、資料の配付や保存を効率的にできるようにした。資料の置き忘れや廃棄忘れを防止することもできる。
大和証券グループ本社では、発表者が液晶ペンタブレットに資料を表示して発表している。資料に書き込んだ内容は、参加者席の画面にリアルタイムに反映される。紙に手書きでメモを取るように発言を記載したり、資料の単語を強調したりすることも可能だ。
受注額は「数百万円規模」(ワコム広報)。システムの設計と納入は、東和エンジニアリングが担当した。
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