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NTTコム・チュオ、求人情報登録者の個人情報を流出 不正アクセスで:5000件弱のメールアドレスが流出
NTTコム・チュオが展開する求人情報配信サービスが不正アクセスを受けた。登録者の個人情報の一部が流出した可能性があるしている。
NTTコム・チュオは1月21日、同社が運営する情報通信技術のスキルを持つユーザー向けの求人情報配信サービス「お仕事情報配信」において、外部から不正アクセスを受けたことを明らかにした。同サービスに登録したユーザーの個人情報の一部が流出した可能性がある。
2008年12月23日から2009年1月12日にかけて、お仕事情報配信のパスワード変更プログラムに、特定のIPアドレスからアクセスが集中していたことが判明。調査の結果、プログラムの脆弱性を突いた外部からの不正アクセスがあったことを確認した。
流出した可能性がある情報は、2003年4月1日から2009年1月12日までに、同サービスに登録した電子メールアドレス4984件と、登録用のパスワード4749件。1月21日現在、氏名や住所、電話番号の流出は確認されていない、
現在、同サービスを一時停止している。外部からの不正アクセスを制御するために必要なシステムは1月19日に修正した。
NTTコム・チュオは今後、こうした事態が発生しないよう、システムの脆弱性を定期的に調査し、情報セキュリティ対策の改善を図っていくとしている。
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