米Microsoftは3月18日、プレビュー公開中のクラウドサービス「Windows Azure」で起きた障害について説明した。
障害は3月13日の定期OSアップグレードの際に始まった。アップグレード中に、ネットワーク問題が原因でサービスの速度が低下し始め、多数のサーバがタイムアウトになったり、停止したりした。これにより、多数のAzure Community Technology Preview(CTP)利用者がサービスにアクセスできなくなったり、パフォーマンスの低下を経験した。サービスは15日には復旧した。
Microsoftは再発防止のため、ネットワーク問題に対処しており、復旧アルゴリズムが障害を迅速に処理できるよう取り組んでいるという。また利用者に対し、アップグレード中もサービスを利用し続けられるよう、複数のインスタンスにアプリケーションを配置することを勧めている。同社はプロジェクトテンプレートやサンプルで2インスタンスをデフォルトにし、利用者が2つのインスタンスを安心して使えるよう、2つ目のインスタンスは割り当て制限にはカウントしないことにするとしている。
関連記事
- 「Windows Live Hotmail」でサービス障害
- Microsoft Azureが提供するクラウドへのパス
- 「Windows Azure」上で稼働するJTBの写真サイト
- “Windows Azure”はこう読み解け
- Microsoftのクラウドを操る女
- Microsoft、クラウドOS「Windows Azure」を発表
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.