米Googleは4月13日、携帯電話プラットフォーム「Android」用ソフトウェア開発キット(SDK)の次期版「Android 1.5 SDK」のプレビュー版をリリースした。Android開発者向けサイトからダウンロードできる。
バージョン1.5はAndroid Open Source Projectのリリースブランチ「cupcake」をベースにしており、ソフトキーボード、ホームスクリーンウィジェット、ライブフォルダ、音声認識、ビデオ録画・再生などの新機能が追加された。
システム全体のユーザーインタフェースが改良され、カメラ機能の立ち上げ、GPS、Webブラウザでのスクロールなどが速くなったという。
またこのバージョンからSDKに過去のバージョンのプラットフォームを含めることにしたという。これにより、1つのSDKをインストールすれば、1.1と1.5など、異なるバージョンのプラットフォームを対象とした開発が行えるようになった。
Googleは開発者に対し、このプレビュー版でのテストを奨励しているが、アプリケーションのリリースは行わないよう注意を呼び掛けている。
Android 1.5 SDKの正式リリースは4月末になる見込み。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 登場間近? Android搭載ネットブックの衝撃
- 市場に期待するAndroid開発者たち
Androidのソースコードが公開
T-MobileのAndroid携帯発売を翌日に控え、Androidのソースコードが公開された。- Google、Android SDKの正式版を発表
アプリ開発者を呼び込むAndroid搭載端末
Googleによる携帯電話向けプラットフォームである「Android」を採用した端末が開発者に人気だが、アプリケーション開発者を夢中にさせるほどのものなのだろうか。ネイサン・ウィリスの考察をお届けしよう。Android以外は期待外れのGoogle
9月に金融危機がウォール街を直撃する数週間前の8月の猛暑の最中、わたしは2009年を迎えるまでにGoogleに実現してほしいことをリストアップしていた……。- GoogleとMotorola、GNOME Foundationに参加
GoogleとMotorolaは、デスクトップ環境「GNOME」を開発するGNOME Foundationの諮問委員会に参加。モバイルという観点で3者の思惑が一致した格好だ。 Android G1のWebブラウザ利用は危険――パッチ適用まで
Googleによると、オープンソースのGoogle Android OSの脆弱性は既に修正され、T-MobileではT-Mobile G1スマートフォンのユーザーにパッチをプッシュ配信する予定だ。この脆弱性は、ハッカーカンファレンス「ShmooCon」で明らかにされたもの。