ニュース
カメラのキタムラ、ネットショップに店員の接客動画:ネットでも安心感を
写真用品を販売するキタムラは、同社の店員が商品を説明する動画をネットショップに掲載した。店舗で商品を購入する安心感を提供し、販売促進の底上げにつなげるのが狙い。
写真用品を販売するキタムラは5月7日、運営するインターネットショッピングサイトで、実店舗の店員が商品を説明する動画の掲載を開始した。店舗と同様の商品紹介を通じて、商品の販売促進の底上げにつなげるのが狙い。
インターネットショッピングサイト「カメラのキタムラ ネットショップ」に、定員による商品の説明動画を掲載する。動画はキタムラ店頭で撮影。デジタルカメラを中心に12本の動画を掲載している。「店員が紹介することで、店頭と同じ状況で顧客に安心を提供できる」(同社)という。
動画の配信管理には、ピーヴィーのオンライン通販サイト向けのSaaS(サービスとしてのソフトウェア)「VeeShop」を活用している。
今後は紹介する商品や動画の数を増やしていく。商品説明だけでなく接客につながるような動画も掲載する見通しだ。
カメラのキタムラ ネットショップは月間48万人がアクセスし、約180万人の会員登録数を誇る。紹介している商品数は3万点。ネットショップで注文した商品をキタムラ店舗で受け渡しできるサービスも展開している。
関連記事
- 家の裏にスーパー、でも買い物はネットで
ネットスーパーや電子チラシが好調だ。生活必需品の高騰で買い控え傾向の強い消費者は、その購買意欲を店舗ではなくネット上の商品に向けている。低迷する小売業界では、こうした消費者心理を巧みにかぎ分け、新たなビジネスチャンスとして事業を展開する必要がありそうだ。 - 「通じない電話、返ってこないメール」で顧客を裏切らない
インターネットの向こう側に専門の担当者を置き、ホームページを閲覧している顧客にチャットに話しかけ、製品を勧める販売促進を日本IBMが始めた。既存顧客への“受け身”の営業では売り上げのパイは拡大しないという認識が、「顧客の生の声を聞いてその場で応える」というWebの特性を活用した販売促進につながった。 - 「洋服の青山」のECサイト開設 試着の予約もWeb上で
衣料品店「洋服の青山」を展開する青山商事がECサイトを開設した。検討している衣類を予約し、最寄りの店舗で試着できる機能などをそろえた。 - 東急百貨店、ギフトサイトを刷新 デザイン変更の外注いらずに
東急百貨店は、インターネットギフトサイトを10月に開設した。ECサイト構築ツールを使い、HTMLの基礎知識を持つ担当者がテンプレートを使って簡単にサイトのデザインを変更できるようにした。 - ANA、HPに行動ターゲティング技術導入 非会員への情報提供を最適化
Webサイトにアクセスしたユーザーの地域や行動履歴を基に、最適なコンテンツを自動で表示する技術を、ANAがホームページに取り入れた。非会員への情報提供を最適化する狙いもあるという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.