ニュース
「10ユーザー、5万円台からのGoogle Apps」――USENがサービス化
USENは、Googleの企業向け業務アプリケーションサービスを小規模で導入できる独自のパッケージサービスを発表した。
USENは5月11日、企業向け業務アプリケーションスイートの導入支援を目的とした新サービスを発表した。5月から販売している。Googleがネットワーク経由で提供する「Google Apps」を基に、小規模の企業でも導入しやすい独自のパッケージサービスを作った。
新サービスの名称は「Business OffiSuite お試しパック」。Webメール「Gmail」やスケジュール管理ツール「Googleカレンダー」などの業務アプリケーションを、2カ月、10アカウントから利用できるサービスで、「(クラウド型の情報共有サービスを)本格導入する前段階のサービス」(同社)という位置づけだ。
少数のアカウントを短期間利用することで、サービスの内容を検討したり、現行の電子メール環境との併行運用を試したりできる。「実際にサービスを使ってもらうことで、使い勝手や運用方法、サポート体制などの疑問を解消してもらう」ことが狙いという。
価格は、10アカウントを取得し、1つのドメインで2カ月間利用する場合、5万2500円。電話および電子メールによる日本語関連のサポート、導入マニュアルの提示、DNSの設定変更といったサポートサービスも同時に提供する。
関連記事
- 「誰でも使えるクラウド」を作る――サイボウズ、今夏にクラウドを新展開
サイボウズは小規模企業などを対象としたクラウド型サービスを打ち出すこと明らかにした。グループウェアの機能を絞ってSaaSとして提供することで、グループウェアの導入が進んでいないSOHOなどの企業を取り込む。主力のパッケージソフトに加え、ネットサービス事業を新たな収益源にする構えだ。 - Oracle、Google Appsのサポートを発表
Google App Engineのアップデートを受け、OracleがGoogle Apps向けGadget Wizardを発表した。 - Google Apps対応のシングルサインオン、日本HPら3社が提供へ
日本HPとサイオス、エクスジェンは、Google Apps対応の統合ID管理サービスで協業する - 「Google Appsとは別物」――マイクロソフト、クラウド型サービスでGoogleをけん制
マイクロソフトはクラウド型サービス「Business Productivity Online Suite」の価格を発表した。先行する「Google Apps」に対しては、「コンシューマー起点ではなく、ExchangeやSharePointを企業向けに提供してきた実績がある」と強気だ。 - IBM、クラウドベースのコラボレーションスイート「LotusLive Engage」発表
IBMが、Google、Microsoft、Zohoなどが競合するSaaS市場に本格参入する。 - 岡山大学、1万5000人の学生が使う電子メールをGmailに移行
岡山大学は4月1日から全学生約1万5000人が使うメールシステムをGmailに移行する。学外からPCや携帯電話で情報を確認できるようにし、メールシステムの利用率向上を強化する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.