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Qualcomm、“Smartbook”向け新チップセットを発表:ミニノートPC市場に参入
QualcommはNetbook的なコンセプト「Smartbook」を提唱するとともに、45ナノメートルプロセスの新チップセット「Snapdragon QSD8650A」を発表した。
米Qualcommは6月1日、台湾で開催のCOMPUTEX TAIPEI 2009で、スマートフォンや“Smartbook”向けの新チップセット「Snapdragon QSD8650A」を発表した。Qualcommは同チップセットのサンプルを2009年末までに出荷開始する予定。
SmartbookはQualcommが提唱する新しいモバイル端末のコンセプト。スマートフォンとノートPCの中間に位置するミニノートPCで、3G、Wi-Fiでネット接続が可能でGPSをサポートし、1回の充電で1日中駆動できるというもの。SmartbookにはQSD8650Aを含むSnapdragonを搭載する。
QSD8650Aは45ナノメートル(nm)プロセスで製造され、クロックスピードは1.3GHz。従来のSnapdragon製品より性能は30%向上し、消費電力は30%削減したという。待機時の消費電力は10ミリワット以下という。
UTMSとCDMAのデュアルモード対応で、2Dグラフィックスアクセラレータと拡張3Dグラフィックスコア搭載でAdobe Flashなどのマルチメディアソフトの再生性能を強化し、GPS、Bluetooth 2.1、Wi-Fi、高精細(HD)ビデオの録画・再生をサポートする。
COMPUTEXの会場ではHTC、ASUS、東芝などがSnapdragon搭載端末のデモを行っている。
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