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Google、Google翻訳にペルシャ語を追加:イランの公用語
混乱の続くイラン国民と世界中の人々との情報交換を助けるとして、GoogleがGoogle Translateにイランの公用語であるペルシャ語を急きょ追加した。
米Googleは6月18日、同社の翻訳サービス「Google Translate」をイランの公用語でもあるペルシャ語に対応させたと発表した。Google Translateのページで英語とペルシャ語との相互翻訳が可能になった。まだα版だが、日本語からの翻訳も可能なようだ。
イランで政治的混乱が続く現在、Google Translateをペルシャ語に対応させ、イラン国民に世界中とコミュニケーションする手段を提供することには大きな意味があるとしている。すべて機械翻訳であり、急きょ作成したシステムでもあるため、まだ不完全で反応が遅い場合もあるが、Googleは同サービスを注意深く監視し、問題があれば直ちに修復するという。
スタート段階では英語とペルシャ語に最適化しているが、現在40カ国語での性能向上を急いでいる。翻訳結果を表示するページでは、ユーザーがより良い翻訳を提案できるようになっている。
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