ノルウェーのNokiaは9月3日、同社製スマートフォン向けネットサービス「Ovi」用アプリケーションを開発するためのツール「Ovi SDK β」および「Ovi API」をサードパーティーの開発者向けにリリースしたと発表した。Forum Nokiaに登録すれば、開発者向けサイトから無料でダウンロードできる。
同社は既にFacebook、Lonely Planet、Associated Press、National Geographicなどのパートナー企業にこれらのツールを提供しており、5月にオープンしたアプリストア「Ovi Store」には有料・無料のゲームやアプリケーションが登録されている。
Ovi SDKはHTML、CSS、JavaScriptといった標準技術をベースにしており、FirefoxおよびSafariのプラグインとして稼働する。SymbianおよびMaemoプラットフォームに対応したOviソフトウェアを開発できる。
Ovi APIはまず地図とナビゲーション用のAPIが用意されている。「Ovi Maps Player API」はNokia傘下の地図データサービスNAVTEQの3D世界地図データを利用した位置情報機能などを提供する。「Ovi Navigation Player API」は歩行者および自動車向けナビゲーション機能をアプリに組み込める。
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