NECとMS、Windows Server 2008 R2の仮想化向けサービスを展開
NECとマイクロソフトは、Windows Server 2008 R2とExpress5800シリーズサーバを組み合わせた仮想化環境向けのソリューションサービスを展開する。
NECとマイクロソフトは9月8日、Windows Server 2008 R2とExpress5800シリーズサーバを組み合わせた仮想化環境向けのソリューションで提携し、新サービスや共同マーケティングを展開すると発表した。
2社では、まずWindows Server 2008 R2とExpress5800シリーズの組み合わせについて検証し、10月からデータセンターなどへ対応のラックサーバ製品を展開する。また、NECの仮想シンクライアントシステム「VirtualPCCenter」をHyper-V 2.0やLive Migration機能に対応させ、仮想PCの配置の最適化や障害予兆の検知、自律的な復旧を可能するなどが実現するという。対応版のVirtualPCCenterは12月末に出荷する予定。
このほか、NECはHyper-V 2.0に対応した運用管理ツール「WebSAM SigmaSystemCenter」の新バージョンも12月末に出荷する。これにより、Hyper-V 2.0による仮想化環境とWindows Serverの物理環境を一元的に管理できるようになり、障害時の自動対応や負荷の平準化といった自律運用が可能になる。
2社ではWindows Server 2008 R2を利用した仮想化セミナーも順次開催していくほか、NECの販売代理店向けに9月末から「Express5800プラットフォーム仮想化技術認定制度」を提供する。
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