名城大学は10月13日、マイクロソフトと提携して、ITを活用した学習支援の教育環境を整備していくと発表した。すべての学生、職員を対象としたマイクロソフト製品のライセンス契約を結ぶほか、同社の顧客関係管理(CRM)システムを活用した情報管理を進めていく。
今回の提携では、名城大学とマイクロソフトが製品の利用における包括的なライセンス契約を結ぶ。約1万8000人の名城大学の全教職員および学生は、学内や自宅から最新バージョンのソフトウェアを利用できるようになる。
マイクロソフトのCRM「Microsoft Dynamics CRM」の導入も進め、学生の履修や成績、出欠、学習の進ちょくなどを一元管理する体制を整える。また、統合開発環境「Visual Studio」やデザインツール「Expression Studio」などのソフトを無償で活用できるプログラム「Microsoft DreamSpark」にも参加。これらのソフトやツールを使った理工学部向けの講義を12月に導入する。
名城大学の下山宏学長は「企業向けCRMを学生の学習目標設定や実施のツールとして導入する点、1万8000人が大学内や自宅から最新のIT環境を利用できる点などが提携の柱」とコメントを寄せている。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
関連記事
- マイクロソフト、25人以下のWeb開発企業にデザインツールを無償提供
マイクロソフトはWebデザインやサイト構築を手掛ける国内の企業向けに、同社のデザイン/開発ツールを無償で提供するプログラム「WebsiteSpark」の提供を開始した。 - マイクロソフト、学生に無償で製品を提供する「DreamSpark」を国内で開始
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.