セキュリティ企業のPanda Securityは10月16日、7〜9月期のセキュリティ報告書で新種マルウェアの発見数が過去最高になったと伝えた。
過去3ヶ月に見つかった新種マルウェアは約500万種に上り、同社が観測を始めてから過去最高になった。収集する1日当たりのマルウェアサンプル数は、同期間以前でも平均約3万7000件だったが、現在で約5万件に急増しているという。
内訳ではトロイの木馬が71.34%を占め、アドウェアが13.13%、スパイウェアが9.16%が続いた。一方、ワーム(4.23%)や従来型ウイルス(2.16%)が姿を消しつつあるとしている。
同社では、今後数カ月もこうした状況が改善される可能性は低いとして、警戒を呼び掛けている。
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