米Intelは11月13日、ダグラス・メラメド氏(63)を上級副社長兼法務担当役員に任命したと発表した。同氏はポール・オッテリーニ社長兼CEOの直属となり、法務・業務全般を担当する。
メラメド氏は独禁法関連の幅広い経験を持つベテラン弁護士。クリントン政権下の1996〜2001年、米司法省反トラスト局次長を務め、米Microsoftの独禁法訴訟にかかわったこともある。
Intelは2009年5月13日に欧州委員会から独禁法違反で14億ドルを超える制裁金支払いを命じられており、欧州第一審裁判所に控訴している。また11月4日には米ニューヨーク州から独禁法違反で提訴されている。同社は11月12日、AMDとの間で生じていた独占禁止法違反や特許クロスライセンス問題を含むすべての係争において和解することで合意したと発表した。
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過去最高金額の制裁金と違法行為の即時停止を命じる決定に対し、Intelは取り消しを求めて控訴する意向を明らかにした。
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