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SNS攻撃や偽ソフトの横行が続く時代に――Symantecの2009年総括と2010年予想
攻撃はますます高度化・巧妙化し、従来のようなウイルス対策ソフトだけでは守りきれなくなるとSymnantecは予想する。
セキュリティ企業の米Symantecは11月17日、セキュリティ動向に関する2009年の総括と、2010年の予想をまとめた。マルウェア攻撃やサイバー犯罪は一層高度化・巧妙化が進み、従来のようなウイルス対策ソフトだけでは守りきれなくなると予想している。
2009年の総括としては、マルウェアを添付したスパムメールの増加、SNSを狙った攻撃の増加・高度化、偽セキュリティソフトの横行、情報流出の不安拡大などを挙げ、マルウェアはかつてなく容易に作成できるようになって技術や手口は複雑・巧妙化し、セキュリティソフトによる検出はますます難しくなっていると解説した。
しかし一方で、セキュリティ業界と捜査機関、ISPが結束して協力態勢を強化し、業界団体の結成や犯罪組織の摘発につながるといった明るいニュースも挙げている。
2010年の予想では、従来のようなウイルス対策ソフトだけでは守りとして不十分になっている現実を筆頭に挙げ、レピュテーションベースのセキュリティといった新しいアプローチが鍵を握るだろうと指摘。SNSを狙った攻撃の一層の増加、偽セキュリティソフトでユーザーをだます手口のさらなる巧妙化、Macや携帯電話を狙ったマルウェアの増加などを予想している。
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