米Googleは12月14日、米カリフォルニア州ロサンゼルス市がオンラインスイートの「Google Apps」を採用したと発表した。同日から市の約3万4000人の職員がGoogle Appsのメールやコラボレーション機能、Google Docsなどの利用を開始する。
同市のランディ・レビンCTO(最高技術責任者)によると、老朽化したオンプレミスのイントラネットのリプレースに当たって14種類の候補を検討した結果、Google Appsを選択したという。Googleは、市庁舎内に設置したサーバで稼働していたシステムからGoogleのデータセンターで運営するクラウドコンピューティングサービスに移行することで、市はより安全で安定したサービスを提供できるようになるとしている。
Google Appsは、米政府が9月に立ち上げた政府機関のクラウドサービス購入支援サイト「Apps.gov」に登録されており、これまでに、ワシントンD.C.やフロリダ州オーランド市などが同サービスを採用している。
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