米Cisco Systemsは2月3日、第2四半期(11〜1月期)の決算を発表した。売上高は前年同期比8%増の98億ドル、純利益は同23%増の19億ドル(1株当たり32セント)だった。売上高が増加になったのは1年ぶりのことで、Thomson Reutersがまとめたアナリスト予測の94億ドルを上回った。粗利益率も64.5%と、前年同期の63%から増加した。
ルータやスイッチなど同社の主要ビジネスである製品部門の売上高は前年同期9%増の79億7600万ドル、ビデオ会議ツールのWebExやTelePresenceなどのサービス部門は5%増の18億3900万ドルとなった。特にユニファイドコミュニケーション(UC)製品が好調で、17%増だった。
ジョン・チェンバーズ会長兼CEOは、「予想を上回る第2四半期の業績は、われわれが景気回復の第2段階にあることの兆候だ。同四半期中、ほとんどすべての領域で売り上げが目覚しく増加した。景気がさらに回復し、顧客がIT投資を強化するのに伴い、われわれのポジションはより安定したものになるだろう」と語った。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
関連キーワード
Cisco Systems(シスコシステムズ) | 決算 | IT投資 | ユニファイドコミュニケーション | 景気回復 | CEO | クラウドコンピューティング | Enterprise Cloud Buyers Council | ビデオ会議 | Virtual Computing Environment | WebEx
関連記事
- Microsoft、Cisco、IBMなどがクラウド推進組織「ECBC」結成
- HP vs. Cisco――対極的なデータセンター戦略
- Cisco、新WebメールサービスとUCポートフォリオの拡充を発表
- Cisco、EMC、VMwareがプライベートクラウド促進の「Virtual Computing Environment」発表
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.