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MIPS、Androidアプリ開発ツールをリリース
MIPSアーキテクチャベースのAndroid端末向けに開発ツールがリリースされた。QEMU向けのJava開発ツールを利用しているのが特徴。
米MIPS Technologiesは米国時間の3月5日、Googleのモバイル端末向けプラットフォーム「Android」向け開発ツールを発表した。MIPSアーキテクチャベースのAndroid端末向けに容易にアプリケーションを開発/テストできる。
視覚効果の高いプロセッサエミュレーションプラットフォームの「QEMU」、QEMU向けのJava開発ツール「Arriba」を利用し、Androidアプリケーションの高速な開発、デバッグ、プロファイルなどが可能だという。Arribaは米Viosoftとの提携により実現したツールで、ソフトウェアスタックの透過性を改善するプラグインモジュールもある。
Googleの「Android Native Development Kit(NDK)」にコンパイラとGUIを加えた強化版も提供、ビルドプロセスを簡素化しCやC++を利用したネイティブ開発を高速化できるとしている。
開発ツールは無料で、Arribaを除き同日提供を開始した(Arribaは3月中に公開の予定)。MIPSのAndroidコミュニティーページ「Android on MIPS」で入手できる。
MIPSは2009年、自社アーキテクチャでAndroidのサポートを表明した。MIPSアーキテクチャは、STBやデジタルTVなどコンシューマーデバイスで利用されている。
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