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IBM、インフラ統合管理ツールのBigFixを買収
この買収により、50万台の端末へのパッチ配布を数分で完了できるというBigFixの技術をデータセンター自動化製品に組み込む。
米IBMは7月1日(現地時間)、大企業やデータセンター向けに総合的なITインフラ管理ツールを提供する米BigFixを買収することで合意に達したと発表した。買収総額は公表していないが、Bloombergによると約4億ドルという。取引は第3四半期(7〜9月期)に完了する見込み。
BigFixは1997年創業のカリフォルニア州エメリービルに拠点を置く非公開企業。BigFixソフトウェアは、PCおよびサーバの資産管理、セキュリティ管理、パッチやソフトウェアの配布、電源管理などの様々な作業を一元的に行える企業向けソリューションだ。OSはWindows、Mac、UNIX、Linuxに対応し、50万台のマシンに対する操作を数分で完了できるという。700社以上の顧客は、政府機関や銀行、教育機関など多岐にわたる。
買収完了後、BigFixはIBMのソフトウェアグループに組み込まれる。BigFixの技術は一連のTivoli製品およびセキュリティソリューションを補完するものになる。
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