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EMC、データウェアハウス技術のGreenplumを買収 クラウド戦略を強化
EMCがDWHエンジンベンダーのGreenplumを買収し、データコンピューティング製品部門を新設する。
米EMCは7月6日(現地時間)、データウェアハウス技術の米Greenplumを買収することで合意に達したと発表した。取引は現金で行われるが、買収総額など詳細は公表していない。買収は第3四半期(7〜9月期)に完了する見込み。
Greenplumは2003年創業のカリフォルニア州サンマテオに拠点を置く非公開企業。同社のオープンソースベースのデータウェアハウス(DWH)用エンジン「Greenplum Database」は、超並列処理を実行する「シェアードナッシングアーキテクチャ」を採用し、従来製品より10〜100倍の処理性能を持つという。顧客にはNASDAQ OMX、Skype、T-Mobile、Fox Interactive Mediaなどがある。
買収完了後、GreenplumはEMCの情報インフラ事業部下に新設されるデータコンピューティング製品部門になる。
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