Google、マルチアカウントの切り替え利用に対応
Googleのサービスで複数のアカウントを使い分けていたユーザー待望のマルチアカウント機能が正式に発表された。Gmailやカレンダーで、3つまでのアカウントをログインしたまま使い分けられる。米国の一部ユーザーから順次対応している。
米Googleは8月5日(現地時間)、GmailやGoogle Calendarで複数のアカウントを切り替えて使える機能を追加したと発表した。現在は米国の一部のユーザーで利用可能になっており、順次対応を拡大していくとしている。
従来Googleのサービスでは、複数のアカウントを使い分けるにはいったんログアウトしてログインし直す必要があった。今回の対応で、メインとするアカウント(デフォルトアカウント)にログインしたまま、最高3つまでのアカウントを切り替えて使えるようになった。ただし、すべてのサービスには対応しておらず、現在利用できるのはGmail、Google Calendar、Google Reader、Google Code、Google Sites、Google Voice。近いうちにGoogle Docsにも対応する。これ以外のサービスおよび、上記サービスのモバイル版は対応しない。また、オフライン版のGmailとカレンダーに対応していないので、オフライン版を利用しているユーザーはマルチアカウント機能をオフにしておくよう推奨している。
デフォルトアカウント以外のアカウントのまま、マルチアカウントにまだ対応していないPicasaなどのサービスにアクセスすると、デフォルトアカウントのページが表示される。
マルチアカウント機能を使うには、Googleアカウントのページで「Multiple sign-in」の「Change」リンクをクリックし、利用したいアカウントを入力する。これで、対応する各サービスのアカウント名にドロップダウンメニューが表示されるようになり、このメニューから切り替えたいアカウントを選択できる。
なお、Google Appsでは既にGoogle AppsのアカウントとプライベートのGoogleアカウントに同時にログインできるため、5月に発表したサービス拡大を実装するまでは、マルチアカウント機能を追加しないとしている。
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