Microsoft、次期UCスイート「Microsoft Lync」のRCを公開
MicrosoftがUC製品のブランド名を「Communications」から「Lync」に改め、年内の発売を前にリリース候補の無償ダウンロードを開始した。
米Microsoftは9月13日(現地時間)、次期ユニファイドコミュニケーション(UC)スイート(コードネーム:Communications Server“14”)のリリース候補(RC)の公開と、ブランド名の変更を発表した。ブランド名は従来の「Microsoft Office Communications」から「Microsoft Lync」になった。正式版の公開は年内を予定している。
Microsoft Lyncのファミリーは、サーバの「Microsoft Lync Server 2010」(旧「Microsoft Office Communications Server」)、クライアントの「Microsoft Lync 2010」(旧「Microsoft Office Communicator」、オンライン版「Microsoft Lync Online」(旧「Microsoft Office Communications Online」)、Webクライアント「Microsoft Lync Web App」(旧「Microsoft Office Communicator Web Access」)で構成される。RCには、サーバとクライアントが含まれており、TechNetのサイトから無料でダウンロードできる。
新しいブランド名は、「link(つなぐ)」と「sync(同期する)」を基にした造語で、人々を新しい方法で、いつでもどこからでも結び付けるという意味を込めているという。Lyncではビデオ会議、音声通話、インスタントメッセージングなどのコミュニケーション・コラボレーションのほか、Office、SharePoint、Exchangeとの連係により、アプリケーションやデスクトップの共有、連絡先の検索やプレゼンスの確認などを、統一されたユーザーインタフェースを使ってPCやモバイル端末で行えるとしている。
同日、Hewlett-Packard(HP)、Juniper Networks、Polycomなど30以上のパートナー企業が、Lync向けのIP電話やゲートウェイといったハードウェア、コンタクトセンターや通話記録などのソフトウェアのβ版を発表した。
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