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Microsoft、Hyper-VのOpenStack対応を発表
Microsoftが、Windows Server 2008 R2の仮想化ソフト「Hyper-V」をOpenStackプロジェクトに対応させる。これにより、OpenStackユーザー企業はLinuxベースのハイパーバイザーとHyper-Vをクラウド上で利用できるようになる。
米Microsoftは10月22日(現地時間)、米Cloud.comと提携し、Windows Server 2008 R2の仮想化ソフト「Hyper-V」をOpenStackプロジェクトに対応させると発表した。OpenStackを利用する企業やサービス業者は、インフラ上でXenなどほかのハイパーバイザーとともにHyper-Vを利用できるようになる。
この提携で、Cloud.comはMicrosoftの指導の下にHyper-V上で稼働するOpenStackサポートコードを開発する。完成したコードは、OpenStackのレポジトリに登録される。
OpenStackは、7月に米Rackspace Hostingが発表したオープンソースのクラウドプラットフォーム。クラウドインフラの標準化を目標としており、RackspaceやNASAが提供するコードで構成されている。現在同プロジェクトには米AMD、米Citrix、米Cloud.com、米Dell、米Intel、NTTデータなど35社以上が参加している。
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Rackspaceは、OpenStackソフトウェアを使うことで、企業は物理的ハードウェアを拡張性の高いクラウド環境に変えることができるとしている。
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