Juniper、MicrosoftとCiscoの元幹部採用でマーケティングを強化
Juniper NetworksがMicrosoftとCiscoから3人の元幹部をマーケティング関連責任者として迎え入れる。
米Juniper Networksが、競合に当たる米Microsoftと米Cisco Systemsの元幹部3人を、マーケティング関連部署の幹部として採用する。
同社はまず1月19日(現地時間)、MicrosoftでWindowsコンシューマー製品マーケティング担当コーポレート副社長を務めるブラッド・ブルックス氏を、ワールドワイドエンタープライズマーケティング&ソリューション担当副社長に任命したと発表した。同氏は米Lucent Technologiesや米AT&Tで製品管理やマーケティングを手掛けた後Microsoft入りし、コーポレート副社長としてはWindows 7の立ち上げを統括した(2月4日までMicrosoftに在籍)。
翌20日には、Ciscoの元グローバルパートナーマーケティング担当副社長、ルアン・ティエルニー氏を、Juniperのグローバルパートナーマーケティング担当副社長に迎えたことを発表した。同氏は米3Com、米Hewlett-Packard(HP)、米Appleなどを経てCiscoに入り、副社長として1万3000社以上のパートナー企業に向けた戦略イニシアチブをとっていた。
ブルックス氏とティエルニー氏は、ローレン・フラハティCMO(最高マーケティング責任者)の直属となる。
また、21日に、昨年12月にMicrosoftのアジア太平洋地域担当副社長の座を退いたエミリオ・ウメオカ氏をワールドワイドパートナー部門の上級副社長に任命したと発表した。同氏はフィールドオペレーション担当上級副社長のジョン・モリス氏の直属となる。
Juniperの現CEOであるケビン・ジョンソン氏はMicrosoft出身で、2008年7月まで同社のプラットフォーム&サービス部門を率いていた。
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