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Google、プレイスの「Tags」を終了 リスティングサービスを整備
Googleが、地域事業主向けサービス「Google Places」の機能強化・整備の一環としてTagsを終了。ユーザーにはBoostなどへの移行を勧めている。
米Googleは4月15日(現地時間)、米国内で提供していた地域事業主向けのGoogle Placesの機能「Tags」を終了すると発表した。同日から新規の利用ができなくなり、現行のTagsは4月29日に削除される。
Tagsは2010年4月に米国でスタートした広告機能で、Google検索およびGoogle Mapsの検索結果に表示される店舗のマーカーの横に、ユーザー向けのお得情報を表示できる黄色いタグをつけるというもの。利用料金は月額25ドル。
Googleは、Tagsで得たノウハウを、今後の事業者向けサービスに生かしていくという。現在Tagsを利用している事業者に対し、「Google Places」や「Google Boost」などの他のサービスを利用するよう奨励している。
BoostはGoogleが1月にスタートしたAdWordsの簡易版のようなサービスで、地域事業主が地元の潜在顧客にターゲティングした広告キャンペーンを簡単に実施できるようにするというものだ。利用料金は月額50ドルからで、通常は赤いピンで表示されるマーカーが青になり、検索結果に詳しい店舗情報を表示できる。Boostは現在、米国でのみ提供している。
Googleは4月11日にはショップの評価機能「Hotpot」をGoogle Placesに統合すると発表しており、地域情報サービスの統合・整備を進めているようだ。
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