「ファイル共有をシンプルに」 トライポッドワークスがオンラインストレージの新製品
「GIGAPOD 2010 v2」は、セキュリティ機能の強化に加え、スマートフォン/タブレット向けの専用ユーザーインタフェースを提供する。
トライポッドワークスは10月21日、法人向けオンラインストレージ「GIGAPOD 2010 v2」の新機能を発表した。
GIGAPOD 2010 v2は、ファイル転送機能や共有フォルダ機能、アクセスコントロール機能など備えるオンラインストレージ「GIGAPOD」の新バージョン。iOS/Android端末向けの専用ユーザーインタフェースを用意したほか、ダウンロード回数制限機能やログ取得機能、ユーザーグループごとに独自ログインURLを生成できる機能などを追加した。アプライアンス、ソフトウェア、クラウドサービスの3形態で提供する。
このほか、大規模法人向け機能も搭載した。具体的には、複数人でシステム管理を行える「マルチ管理者機能」や、IPアドレスの指定によるアクセス制限によって取引先や社内部署ごとにアクセスの許可/禁止を設定できる機能も搭載した。
また、APIによる外部システムとの連携も可能。「企業の基幹システムにGIGAPOD 2010 v2を組み込んだり、外部のサービスと組み合わせたりできる」(同社の佐々木賢一社長)という。
佐々木社長によると、企業が業務上でやり取りするファイルのサイズは大きくなっているという。メールにファイルを添付して送受信するという従来のデータ共有方法では、メールサーバの負荷がますます高まってしまうほか、メールの誤送信による情報漏えいなどのリスクも高まると同氏は指摘する。同社は新製品の販売を通じ、10月20日時点で約4000社というGIGAPODの導入企業を、今年度中に5〜6000社まで増やす考えだ。
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