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大和総研、仮想デスクトップのネットワーク基盤にブロケード「VDX」を導入
1600台の仮想デスクトップのネットワーク基盤にブロケードのスイッチ製品を導入し、ネットワークの設計・運用の簡素化を図る。
大和総研は、国内外の拠点で稼働している1600台の仮想デスクトップ環境のネットワーク基盤として、ブロケード コミュニケーションズ システムズのデータセンター向けスイッチ製品「Brocade VDX 6720」を導入した。ブロケードが4月10日に発表した。
VDX 6720は、データセンター内でイーサネットファブリックを構築する10ギガビットイーサネット(GbE)対応のスイッチ製品。ネットワークのループ構成を防ぐためのSTP(Spanning Tree Protocol)が不要なほか、複数のスイッチをつないで1つの仮想スイッチとして機能させる「仮想リンク・アグリゲーション機能」を備える。ブロケードは同製品の納入を通じ、大和総研のデータセンターにおけるネットワークの設計・運用を簡素化するとしている。
大和総研は今回、ネットワークを構成する上位のコアスイッチと下位のサーバ/ストレージを挟む構成で2台のVDX 6720を導入し、1つの仮想スイッチとして運用を始めている。導入に当たっては、ソフトウェアライセンスによってポート利用数を制限する「ポートオンデマンド」機能を利用し、初期の導入コストを抑えることができたという。
同社は今後、仮想デスクトップ環境の規模拡張に合わせてVDX 6720の導入数も増やしていくとしている。
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