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クラウド向けサーバ市場は2桁成長が続く見通し――IDC予測
2011〜2016年のクラウド向けサーバ市場は年率28.2%で成長し、2016年の出荷額は293億円に達すると予測している。
IT調査会社のIDC Japanは10月10日、国内クラウド向けサーバ市場に関する実績と予測を発表した。2011年のクラウド向けサーバの出荷額は84億5500万円だった。2011〜2016年の同市場は年率28.2%で成長し、2016年の出荷額は293億円に達すると予測している。
クラウド向けサーバとは、クラウドサービス提供用のICT基盤を構築するため出荷されたサーバハードウェアのこと。2011年の出荷台数は、国内サーバ市場全体(54万3900台・スーパーコンピュータ「京」を除く)の4.4%に当たる2万4100台。その内訳は、パブリッククラウド向けサーバが98.2%、プライベートクラウド向けサーバが1.8%だった。
2016年のクラウド向けサーバの出荷台数は8万8400台になると見込む。その内訳は、プライベートクラウド向けが13.8%と拡大し、パブリッククラウド向けは86.2%になると予測している。
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