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生徒の学習ペースを一元管理 電子教材向けシステムをKMSIらが開発へ
タブレットで電子教材を利用する生徒の学習ペースを教師が確認できるシステムを、京セラ丸善システムインテグレーションと立命館大学ゲーム研究センターが共同開発する。
京セラ丸善システムインテグレーション(KMSI)と立命館大学ゲーム研究センターは1月29日、教育現場でのタブレット活用を支援する「電子教材用コンテンツプラットフォーム」を開発すると発表した。電子教材を利用する生徒の学習ペースを教師が把握できるようにするという。
両社によると、タブレット端末を用いた電子教材はこれまで、生徒の利用状況などを確認できる機能を持たないものが多かったという。新システムはタブレット端末と教育コンテンツの間に介在し、生徒のコンテンツ利用頻度や学習状況、電子教材上で行ったテストの点数などを取得。教師が一元管理できるようにする。
2013年前半に検証用システムを試作し、iPadを教室で活用している立命館学園付属中学校および高校で実証実験を行う。その結果を踏まえ、2013年後半からシステムの改良と各種ガイドラインの策定などを進めるとしている。
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