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なるほど。問題の根本を突き止めるには、そこまでさかのぼらないと解明できないものなのですな。ボスの幼少期を想像したらちょっと笑えましたが。
“Root cause”とは「根本的原因、そもそもの原因」を指しますが、ほかにも「root:根」を使う表現は色々あります。例えば“Get to the root of the problem”と言えば、「問題の根本の原因を突き止める」、“root of all evil”は「すべての悪の根源」。“Money is the root of all evil”などと使います。
また、“She stood rooted to the spot when a burglar snatched her purse”(泥棒に財布を取られた彼女はその場から動けなかった)の「rooted to the spot」とはその場で硬直してしまう様子、すくんでしまうことを言います。
そのほか“root and branch”という使い方も。直訳すると「枝と根」ですが、「完全に」とか「徹底的に」という表現に使います。例えば“Destroy something root and branch”というと「根こそぎ破壊する」。“Racism must be destroyed root and branch”は「人種差別は根絶しなければいけない」となるわけです。
[翻訳・解説:Yvonne Chang]
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